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靴育協の森代表 全町民のサイズ計測―松崎町と協働

6/20(火) 9:59配信

伊豆新聞

 一般社団法人・日本靴育協会代表の森千秋さん(46)=静岡市駿河区=が、松崎町と協働で正しい靴選びや歩き方の普及を目的とした、実地研修型の啓発活動に取り組んでいる。その一環として、新たに全町民(約6900人)を対象にした個々の「足サイズ」の定期計測(実態調査)に乗り出し、足元からの健康寿命の延伸に尽力している。

 「ほとんどの人が、1サイズ以上大きめの間違った靴選びをしている」と指摘する森さんは、2015年から町健康福祉課と連携し、町内でのノルディックウオーキング講座や保健師・養護教諭研修会などを通じ「靴教育」の重要性を訴え続けている。この2年間で町民の高齢化と足腰の弱さ、筋力低下が課題として浮かび上がり、その対応策として今回町民全体の足サイズ測定が必要と判断した。

 測定した結果から町民それぞれの正確な靴選びにつなげ、年齢を問わず“健康の底上げ”を図る狙いがある。

 自身の講座や研修会で参加者の測定をするだけでなく、積極的に学校などに出向いて測定を実施している。16日には町立松崎小で1~6年生とその保護者ら約130人の足サイズを計測した。翌17日には町でスポーツ指導に携わる人ら30人のサイズも計った。

 5年間での全町民調査を目標に掲げる森さんは、学校や役場だけでなく今後、地元商工会による事業者向け講座などを活用することで、中高年ら一般の会社員や、潜在的なお年寄りといった対象にも広く浸透させたい考え。新潟医療福祉大大学院・博士課程後期在学中で、静岡市内で科学的見地からの予約制靴工房「マイ・シューズ・ストーリー」も運営する森さんは「靴は健康の“盲点”。使い方いかんで体の可動域も大きく変わってくる。正しいサイズの靴選びとはき方を体感し、驚きを実感してもらうことで、一人一人の健康への意識改革につなげたい」と話している。

 希望があれば、各地で出前講座なども受け付ける。問い合わせは森さん〈電054(238)3166〉へ。

 【写説】児童一人一人の正確な足のサイズや特徴をチェックする森さん(中央)=松崎小

最終更新:6/21(水) 9:09
伊豆新聞