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「角兵衛獅子の舞」披露へ練習に熱 新潟南区で月潟まつり

6/20(火) 10:17配信

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 新潟市南区月潟で24、25の両日に開かれる「月潟まつり・伝統芸能フェスティバル」に向け、地域伝統の「角兵衛獅子の舞」に出演する小中学生とはやし方が練習に励んでいる。ことしは笛や締太鼓に「小締太鼓」を加え、約40年ぶりに3種の楽器をそろえて臨む。関係者は「口上とはやし方の生演奏に合わせた勇壮な舞を楽しんでほしい」と張り切っている。

 角兵衛獅子の舞は江戸時代に農民が子どもに教え、諸国を巡業したのが始まりとされる。獅子頭をかぶった子どもたちが逆立ちや横歩きなど軽業を上演。2013年度には市無形民俗文化財に指定された。ただ約40年前に最後のはやし方が亡くなり、音源には録音テープやCDを使っていた。

 区は12年度から特色ある区づくり事業で、はやし方の育成や楽譜の復元に取り組み、14年度に笛などのはやしと口上を復活させた。本年度はさらに小締太鼓を加えたフル編成を実現。地域住民ら3人によるはやし方が復活後初めて奏でる。

 本番を控えた17日、月潟農村環境改善センターでは、舞を担う「角兵衛獅子保存会」の小中学生が、追い込みの稽古に汗を流した。勢ぞろいした締太鼓と小締太鼓、笛、口上に合わせ、立ち位置やタイミングなどを入念に確認した。

 締太鼓と口上を務める原嘉雄さん(58)は「かん高い音色の小締太鼓でアクセントが付き、にぎやかな音色になった。生演奏に合わせて子どもたちが一生懸命に舞う姿を多くの人に見てほしい」と意気込む。

 子どもらに舞の指導をする角兵衛獅子保存会の土田佳世子さん(71)は「はやし方の演奏のスタイルが完成した。伝統ある大道芸をこれからも保存継承していきたい」と力を込めた。

 角兵衛獅子の舞は25日午後3時から、月潟白山神社(雨天時は月潟農村環境改善センター)で披露される。問い合わせは月潟まつり実施協議会、025(372)6905。