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災害関連死防ぐ避難所運営学ぶ 掛川で研修スタート

6/20(火) 8:27配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 掛川市と日本財団の広域避難所運営研修・訓練が19日、市役所で始まった。避難所で命を落とす災害関連死を防ぐため、適切な運営方法について自治会役員や市、県、関係団体職員ら65人が4回にわたって学ぶ。

 初回はダイバーシティ研究所の田村太郎さんと伊知地亮さん、日本財団の橋本葉一さんが、それぞれ過去に起きた災害関連死の事例と問題点を説明した。特に昨年の熊本地震で、直接死50人に対して関連死が180人を超えた点に触れ「これまで避難所運営の課題は見過ごされてきた。過去の教訓が生かされていない」と指摘した。

 田村さんは「避難が困難で在宅や車中泊を強いられる弱者を救うため、広域避難所を『被災者支援拠点』と位置付けるべき」と強調。「運営者と避難者を分けず、地域の誰もが運営に回れる仕組みができれば、対立は減り弱者への目配りも行き届く」と述べ、住民を巻き込んだ仕組み作りの重要性を訴えた。

 参加者は講義を踏まえ、グループごとに避難所の在り方を話し合った。

静岡新聞社