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どこまでもレトロをいく「ソニックマニア」VS クラシックとモダンのハイブリッドを目指す「ソニックフォース」

6/20(火) 20:06配信

IGN JAPAN

どこまでもレトロをいく「ソニックマニア」VS クラシックとモダンのハイブリッドを目指す「ソニックフォース」 - Part 1

2017年はソニックのカムバックを記念する年になるかもしれない。セガの愛すべきハリネズミは「ソニックマニア」と「ソニックフォース」という2つの作品の主人公を務める。両作はそれぞれ根本的に性質が異なるが、どれもソニック愛あふれる作品になりそうだ。E3 2017で両作をプレイした筆者がそれぞれの魅力や違いを簡単に紹介したい。

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3Dのデビュー作である1998年の「ソニックアドベンチャー」以来、ソニックは20年近く自分探しの旅を続けてきた。90年代を代表するハリネズミは中々3Dに馴染めなかったし、2Dを再訪しても今ひとつ自分らしく振舞えずにいた。良い作品もなかったわけではないが、シリーズの方向性がうまく定まらなかったことは否めない。そして、まったく異なるアプローチの新作が同じ年に2本も出ることを思えば、それは今も基本的に変わっていない。
どこまでもレトロを行く「ソニックマニア」、モダンとクラシックのハイブリッドを目指す「ソニックフォース」。思いっきり昔に立ち戻る「ソニックマニア」は自信が感じられるのに対して、「ソニックフォース」は企画そのものが少し優柔不断な印象も。ここまではプレイしなくてもわかるが、実際にプレイしてみてもその通りの感触があった。



全力疾走してもゲームの進行は把握しやすい「ソニックマニア」
90年代にソニックを楽しんだ人にとって「ソニックマニア」は極めて直感的だ。スピンダッシュさえ抑えておけば基本的に複雑な操作はない。メガドライブを彷彿とさせるグラフィックはとにかく懐かしい。
レンダリングはスムーズで、ハイスピードブーツをゲットして全力疾走してもゲームの進行は把握しやすい。だが、足を止めてステージをじっくりと探索すれば報われるのも昔のソニックらしい。スピードに重点をおきながらも、隠し要素の多いレベルデザインは好奇心をくすぐる。筆者がプレイしたグリーンヒルゾーン・アクト2の滝の下にはたくさんのリングと1UPが隠れていた。ハイスピードや属性系のバリアといったお馴染みのアイテムも復活しているし、BGMから効果音まで古参のファンを喜ばせる内容に仕上がっている。新しいステージもあり、過去作に登場したステージはチューニングされている。
「ソニックマニア」の3キャラクターはバランスが良い
「ソニックマニア」は3キャラクターを操作できる。最高のスピードを誇るソニック、壁登りと滑空が特徴のナックルズ、スピードは遅いもののプロペラで一定時間空を飛べるテイルス。それぞれの能力や操作系は過去作に忠実で、バランスも良い。本作はまさにソニックマニアなら大満足のタイトルになりそうだ。



爽快ではあるが、リニアな印象を受ける「ソニックフォース」
「ソニックフォース」の試遊は3Dで進行するステージから始まった。ソニックは空襲に遭っているラテン風の街並みを突っ走りながら、向かってくる敵に対してダッシュ攻撃を決める。爽快ではあるが、「ソニックマニア」と比べてかなりリニアな印象を受けた。高速に縦スクロールするシークエンスが進行するなかで、プレイヤーにできることは速やかに左右に移動することと、敵がやってきたらタイミングよく攻撃することくらいだった。3Dソニックをプレイすると筆者はいつもリズムゲームに近い感触を得るが、今回も例外ではなかった。


途中から2Dに切り替わっても、ゲームの操作系は基本的に変わらない。これは混乱を避けられるのでありがたい。だが、リニアなステージはもう少し何かが欲しかった。演出面に力を入れるあまり、ゲーム性が少し薄く感じてしまうのは残念だ。
「ソニックフォース」のボス戦はちょっとした謎解き
「ソニックフォース」の世界にはモダンソニックとクラシックソニックの2人のソニックがいる。クラシックソニックはDr.エッグマンとのボス戦を体験できた。途中まではDr.エッグマンの乗り物に身体ごとぶつけるだけだが、一定のダメージを与えるとDr.エッグマンは遠距離攻撃をしかけるようになる。ソニックはこれを投げ返してDr.エッグマンを倒さなければならず、ちょっとした謎解きになっているので楽しい。タイミングが基本となる「ソニックマニア」のボス戦とは大きく異なるが、どちらも独自の面白さがある。

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最終更新:6/20(火) 20:06
IGN JAPAN