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「値上がり期待」の銘柄を一発検索する方法とは?

6/20(火) 17:30配信

ZUU online

およそ1年半ぶりに日経平均株価が2万円の大台を回復した。株式投資で利益を得るためには、株価が安い時に購入し、高くなったら売らなければならない。

株式市場に上場する企業は数千にものぼる。上場企業の情報を掲載した会社四季報が四半期ごと(3/6/9/12月)に発売され、6月には夏号が発売になる。会社四季報に掲載されている企業を全部読むことはもちろんであるが、この中からどの銘柄の株価が安く、今後値上がりするのかを判断することは難しい。

株価が今安いのかを判断する方法はあるのだろうか?
ある。過去の株価から単純に安いかどうかを判断する場合には、株価チャートを活用して機械的にこれから値上がりする可能性の高い銘柄を探すことができる。スクリーニングという機能だ。

スクリーニングでは、自分で検索するための条件を指定して、その条件に合う銘柄を抽出する方法だ。例えば、移動平均線等のテクニカル指標で検索することができる他、PER等のファンダメンタル指標でも、検索することができる。多くのネット証券や会社四季報オンライン等ではスクリーニング機能を無料で提供しているので、手軽に利用することができる。

■スクリーニングのやり方

どのようにスクリーニングを行えばよいのか、具体的に解説したい。株価が単純に高いか安いかを分析する場合には、株価チャートを利用してテクニカル面からスクリーニングを行うと良いだろう。

テクニカル指標は数多く存在するため、テクニカル分析の基本は理解しておく必要がある。株価を分析する手法は、株価が上昇中か、下落中かという方向性を分析する「トレンド分析」と、株価が買われすぎか、売られすぎかという株価の過熱感を分析する「オシレーター分析」に分けられる。

株価が過去の水準に対して安いか高いかを検索する場合は、株価の過熱感を分析する「オシレーター分析」を利用してスクリーニングを行いたいので、オシレーター系のテクニカル指標を利用する。

代表的なオシレーター系のテクニカル指標としては、RSIやRCI、ストキャスティクス、MACD、移動平均線乖離率等が挙げられる。いずれのテクニカル指標でも、株価が買われすぎか、売られすぎかを分析することができる。

オシレーター系のテクニカル指標を使って、過去に比べれば現在の株価水準が安いと判断でき、今後値上がりする可能性が高い銘柄を探す。検索の方法としては、現在の株価が過去の株価水準に対して安い銘柄を検索する。

■スクリーニングの具体的な方法

ネット証券等が提供するスクリーニング機能によっては、あらかじめ検索する状況が入力されている場合もあれば、自分で設定しなければならない場合もある。株式投資を始めて間もない場合、自分で銘柄を探す条件を決めるを難しく感じる人も多いかもしれない。そこで、筆者が利用しているスクリーニングの指標や条件を伝授したい。

オシレーター系のテクニカル指標でスクリーニングを行う時、筆者はよく「RSI」というテクニカル指標を利用する。RSIは、過去●日間の上昇幅の合計を、過去●日間の上昇幅と下落幅の合計で割ることで求められる。つまり、過去数日間の値動きの中で上昇した値幅が何パーセントなのかを表している。株価が「買われすぎか」「売られすぎか」を示していて、折れ線グラフで表される株価チャートになる。「0~100%」の数値で株価の過熱感を表していて、一般的に「70%以上で買われすぎ」「30%以下で売られすぎ」とされている。

スクリーニングで株価が安い銘柄を検索したいので、RSIを選択して利用する数値は「30%以下」と入力する。株価が売られすぎの銘柄を探すわけだが、売られすぎであればいずれ値上がりする可能性が高いという風に考える。

もちろん、数値を25%、20%と厳しくすれば、より売られすぎの銘柄を探すことができる。しかし、あえて一般的な数値である30%を利用する理由は、検索条件を厳しくすれば選ばれる銘柄数が少なくなってしまうからだ。銘柄を絞り込みたくない=たくさんの銘柄を探したいと考える場合には、数値は標準的にした方がよいだろう。


スクリーニングを利用すると、銘柄を簡単に検索することができるので非常に便利だ。ただし、注意点もある。投資に絶対がないように、RSIを使って株価が売られすぎの銘柄を探したとしても、その銘柄が必ず値上がりするわけではない。

例えば、世界の株式市場が大幅に下落するような不測の事態が起これば、売られすぎの状態からさらに株価が売り込まれることもある。相場の大きな流れに逆らって株価が上昇することは正直難しい。

スクリーニングでの銘柄検索に絶対はないので、あくまでも銘柄を探し出すツールの一つだと割り切って株式投資を行うことが大切だろう。

横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。WAFP関東理事。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行(http://yokoyamarika.com/9zu1)、講演活動、株塾を行う。

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最終更新:6/20(火) 17:30
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