ここから本文です

広岡達朗氏が一刀両断 早実・清宮は「走れないと使えない」

6/20(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 スタンドに詰めかけた2500人のファンが沸いた。18日、早実の清宮幸太郎(3年)が香川・レクザムスタジアムで行われた丸亀城西高との練習試合で、四回にソロ、六回には2ランを放った。

 スタンドにはこの日も複数のプロ球団のスカウトが視察に訪れた。最後の夏が近づくにつれ、清宮の周囲はますます騒がしくなりそうだが、プロ野球の重鎮OBである広岡達朗氏(元ヤクルト、西武監督)は、「打つセンスがあるとはいっても、私が監督であれば指名はしない」と、こう断ずるのだ。

「彼はあまり足が速いほうではない。もしプロに行くとしても走れない選手はなかなか使えない。ポジションも三塁は難しいだろうし、かといって一塁こそさまざまな局面で激しく動かないといけません。俊敏さや反応の良さが求められるのです。プロ野球界にはひと昔前、打撃がいいだけの鈍足の一塁手がいましたけど、本来は『異物』です。それに、清宮の体つきを見ると、ユニホーム姿がスマートじゃない。巨人の長嶋も王もスマートでした。清宮のようなタイプは巨人や阪神よりも、他のチームに入ってスターを目指す方がいいと思っています」

■FA中田との兼ね合い

 たしかに「ON」は2ケタ盗塁を達成した年があったし、守備もうまかった。阪神で「ミスタータイガース」と呼ばれた掛布も同様だ。ただ打つだけではなく、守備や足に光るものがあり、さらにスマートさを兼ね備えてこそ、伝統ある2球団のスター足りうるということなのだろう。

 一方、清宮は「グラブさばきはうまい方だが、決して器用ではないし、俊敏さも欠ける。三塁や外野を守るのは心もとない部分がある」(セ球団スカウト)との指摘がある。

「話題性があるとはいっても、とくに阪神では居場所を失う恐れがあります。三塁に挑戦させたとしても、今年の『ドラ1』である大山(白鴎大)とポジションが重なる。今オフは日本ハムの中田翔をFAで獲得に動くのが既定路線で、中田が一塁にどっかり座れば清宮の出番はいよいよ限られる。15年は高山、16年は大山と2年連続で野手を1位で指名しており、今季は藤浪、岩貞らが不振に陥るなど、球団内には清宮よりも即戦力投手を指名すべきという意見もあります」(マスコミ関係者)

 清宮は阪神にとって、「必要不可欠な存在」とはいえないようである。

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/26(月) 3:20