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<仙台地裁切り付け>被告に所持品検査実施へ

6/20(火) 13:03配信

河北新報

 仙台地裁で判決を言い渡されていた被告の男が暴れだし、傍聴席の警察官2人を刃物で切り付けた事件を受け、地裁は19日、被告の身柄を拘束していない場合、原則として所持品検査を実施する方針を固めた。20日から運用を始める。

 地裁はこれまで月1、2回、所持品検査を実施。主に暴力団絡みの事件だった。常時、所持品を検査している地裁は東京、札幌、福岡に限られ、仙台の事件を受け、全国に広がる可能性もある。

 地裁によると、対象は保釈中や在宅起訴された被告。原則、全てのケースに適用し、期限は設けない。弁護人立ち会いの下で公判当日、法廷前で裁判所職員が金属探知機などで検査するという。地裁の担当者は取材に対し、「仙台弁護士会に協力を要請した。異論がある場合は個別に対応を検討する」と述べた。

 刑事事件に詳しい同会の弁護士は「事件を考慮すれば頭から否定はできないが、行き過ぎた対応は避けるべきだ」と要望。別の弁護士は「所持品検査に法的根拠はなく、被告本人が検査を拒んだ場合の対応はどうするのか」と問題点を指摘した。

 一方、事件を巡り、殺人未遂容疑で逮捕された山形市鉄砲町1丁目、コンビニ店員淀川聖司容疑者(30)は19日、懲役1年の実刑判決を不服として控訴した。

 淀川容疑者は今年1月、仙台市宮城野区の駅ホームで女子高校生のスカート内に背後からカメラ付き携帯電話を差し入れたとして、宮城県迷惑防止条例違反の罪に問われた。盗撮が疑われる写真や動画は保存されておらず、引き続き無罪を主張するとみられる。

最終更新:6/20(火) 13:03
河北新報