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<米子・空自機>滑走路逸脱は操作ミス…操縦士、手順誤る

6/20(火) 10:36配信

毎日新聞

 鳥取県境港市の米子空港で9日、航空自衛隊美保基地の新型輸送機C2が滑走路を外れたトラブルで、空自は20日、操縦士が発進前の操作手順を誤り、ステアリングやブレーキの動きを制限する安全装置が働いたことが原因だったと発表した。「機体には異常がなかった」としており、地元自治体などに原因を説明した上で運用試験を再開する方針。

 空自によると、ミスがあったのは、機体の位置や姿勢を計測する装置の操作。操縦士が装置の電源を入れたが、起動が完了する前に機体を動かした結果、高速で移動しているとコンピューターが誤って認識し、機体の横転などを防ぐための安全装置が作動した。

 この日は緊急発進の手順を確認する訓練をしていた。操縦席には装置が起動中という表示が出ていたが、見落としており、手順書にも十分な注意書きがなかったという。

 C2は9日午前6時40分ごろ、誘導路から滑走路に入った地点でステアリングなどが利かなくなり、滑走路を横切って草地に突っ込んで停止した。C2は3月に配備されたばかりで、トラブル後は運用試験を中止している。空自は今後、手順書の見直しや操縦士への教育徹底などを通して再発防止を図るとしている。【前谷宏】

最終更新:6/20(火) 10:42
毎日新聞