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【AFP記者コラム】中国のタケノコ産地、取材してみた

6/20(火) 16:12配信

AFP=時事

【AFP=時事】1年前に訪れたあの場所を、撮影で再び訪れたくなるのは必然だった。私は竹林が大好きだ。(中国のチャン・イーモウ監督の)『LOVERS(House of Flying Daggers)』のような映画の中にいるような気分になれるからだ。

【関連写真】乾燥されるタケノコ

 1年前、私は友人と一緒に、上海(Shanghai)から西に車を4時間ほど走らせ、臨安(Lin'an)郊外の竹林の中にある知る人ぞ知るクライミングスポットに出掛けた。私たちはツイていた。その日は週末だというのに他のクライマーが一人もおらず、貸し切り状態だった。竹林の中にひっそり…なんと魅力的だったことか。

 私は絶対にここに戻ってきてそこの写真を撮ると心に決めた。そんなこんなで今年、タケノコの収穫期が始まったと聞きつけると、カメラを手に再びそこを訪れたのだ。

 AFPの実習生、ウー・イウェイ(Wu Yiwei)と私は朝早く起き出し、臨安近くの村、太湖源(Taihuyuan)にあるタケノコ市場目指して一直線に車を走らせた。現地に着くと、収穫の様子を撮影するのにベストな時間と場所を把握するため、村人たちに聞き込みを行った。

 その結果、一歩遅かったと分かった。私たちは朝に到着していたのだが、収穫は日が昇る頃にほぼ終わっていた。その日は近くの村に車で移動し、タケノコの出荷工程の別の部分を取材することにした。収穫されたタケノコの一部は、活気にあふれた市場とは対照的にとても静かな、20キロほど離れた村で乾燥されていた。作業員らがタケノコを木製の受け皿に載せ、皿ごとかまどに入れて乾燥させていた。いったん乾燥させれば、タケノコはいつでも食べられる。

 タケノコはスープに入れるも良し、肉や野菜と蒸し焼きにするも良し、スナックとして食べるも良しで、中国の食卓の定番の品となっている。中国で流通するタケノコの最大3分の2が臨安産とみられている。つまり数か月にわたる収穫期の間、同地は休む暇もないほど忙しくなる。

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最終更新:6/20(火) 17:13
AFP=時事