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核禁止条約「大きな希望」=被爆者2人、制定訴え―国連

6/20(火) 9:20配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】国連本部で開催中の核兵器を禁止する条約制定交渉会議で19日、長崎で被爆した2人が演説し、条約を「大きな希望」と述べ、制定を強く訴えた。

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 長崎市を代表して出席した長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男さん(74)=長崎市=は「投票をためらう国があるなら、一歩離れて考え、被爆者の経験を想像してほしい」と強調した。

 被爆者医療を専門とする医師の朝長さんは「放射能の人体に及ぼす影響を長年研究し、核爆弾の非人道性をじかに学んできた」と説明。76歳で白血病を患った患者の女性が「私の体の奥に60年間も原爆が生き延びていた」と語った実例を挙げ、被爆者は後障害に苦しんできたと指摘した。

 また、条約の実効性を確保するには、交渉に参加していない核兵器保有国や日本をはじめ「核の傘」に入る国が将来的に条約に加盟することが「必須」と強調。こうした国の参加を促す措置をめぐる議論で知恵を絞るよう呼び掛けた。

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子事務局次長は(73)=横浜市=は条約は「被爆者にとって非常に大きな希望」と指摘。「核兵器は人間が造り、使用した。だからこそ人間が廃絶しなければならない」と強調した。 

最終更新:6/20(火) 12:22
時事通信

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