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「選挙割」サービス拡大 「障害者割」「初めて割」…新手も続々

6/20(火) 17:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 25日投開票の静岡県知事選で、投票に行った人に商店が特別なサービスを提供する「選挙割」が県内各地に広がっている。「障害者割」や「初めて選挙割」といった新手も登場。さまざまな有権者に選挙への関心を高めてもらい、投票率アップにつなげるのが狙いだ。

 三島市のNPO法人「エシカファーム」は市内で運営するカフェ「アルテ」で、投票証明書を見せれば850円のランチを540円に値引きする。障害者手帳を提示した人と同伴者には、さらに飲み物1杯無料の「障害者割」も。しゃれた雰囲気で若い女性客も多い同店が選挙割を実施するのは初めて。店は就労支援の事業所になっていて、知的障害者らが接客する。

 清水町の喫茶店「Rainbow DooR」は、初めて投票した未成年者を対象にクレープのトッピング2倍を無料にする「初めて選挙割」を行う。同店では、引きこもりなどの若者や性的少数者(LGBT)の支援・相談も行っている。自らも性的少数者という同店の後藤理玖さん(23)は「将来的には、一層の社会的理解が必要なLGBTに政治への関心を持ってもらうため、『LGBT割』も検討したい」と話す。

 浜松市浜北区で自然派素材の総菜販売などを手掛ける「すいーとまむ」では、子ども連れの母親に通常700~千円のサンドイッチを2割引き以上にしたり、プレゼントをしたりする「ママ割」を今回の知事選以降で検討中という。漆原由己さん(58)は「忙しいママたちにも選挙に行ってほしい、という願いを込めたい」と話す。

 静岡市駿河区の老舗とろろ汁店「丁子屋」は「とろろ羊羹(ようかん)」1個プレゼントを始めた。今回の知事選に合わせた選挙割導入の動きは県内数十店舗に及ぶ。インターネットのサイト「センキョ割」で選挙割の情報をまとめている浅羽愛さん(41)=三島市=は「世の中を動かすことができるのは選挙だけ。一票の権利を行使して」と呼び掛ける。

静岡新聞社

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