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巨人・阿部 右足負傷で抹消も前田幸長氏が復活を確信する根拠

6/20(火) 16:45配信

東スポWeb

 手痛い離脱だ。巨人・阿部慎之助内野手(38)が19日、右ヒザ付近の故障のため出場選手登録を抹消された。23日からのリーグ戦再開に向けて大きな戦力ダウンというだけでなく、今季中の2000安打到達に暗雲が垂れ込める非常事態だ。そんな背番号10に本紙評論家の前田幸長氏が緊急エールを送った。

 悲劇は前日18日のロッテ戦(東京ドーム)で起きた。2打席連続アーチで通算本塁打を383本に伸ばし、原の記録に並び、追い越した。2000安打の偉業まで残り31本とした矢先、アクシデントに見舞われた。3打席目で内角高めのボール球を避けて倒れ込んだ際に右足を負傷。この日の登録抹消となった。

 満身創痍の体をごまかしながら、ようやく調子が上向きかけたところでの故障離脱。阿部が受けたショックは計り知れない。しかし前田氏は「このまま終わる慎之助ではない」と断言する。というのも、キャンプ中に交わした会話の端々から現役への強い決意が伝わってきたからだ。今季にかかるさまざまな個人記録について話を向けると、こんな答えが阿部から返ってきたという。

「2000本は当然意識しています。でも、僕は2000本を打って終わるつもりはないんです。2010本や2100本までいかないで、そのへんで辞めてしまう人が多いけど、僕はそうはなりたくない。当面の目標としては2300本ぐらい打ちたい。そうしたら、いろいろな数字が付いてくるじゃないですか」

 本塁打についても“原超え”はひとつの節目にすぎない。「400本打てば、今世紀の巨人の選手ではナンバーワンですね(笑い)。息子に自慢できる」(阿部)とパパの顔をのぞかせつつ、はるか先を見据えていた。だからこそ、阿部がここで歩みを止めるわけがないというわけだ。

 無念の戦線離脱を踏まえ、前田氏は「これからは村田が一塁を守ることになるだろうけど、“巨人の顔”は慎之助。本人も13連敗という初めての地獄を経験した後にチームを抜けるのは不本意なことだと思う。先発陣は菅野、マイコラス、田口の3本柱に山口俊が加わり、ようやく戦える形ができてきた。何とか投手陣が頑張らないといけない。慎之助には今は遠い目標よりも目先の目標に進んでもらいたい。それは焦らず、ケガを治すこと」とメッセージを送った。今こそ、我慢の時だ。

最終更新:6/20(火) 16:45
東スポWeb