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箕面市が“通行税”を検討 新名神への期待に水?

6/20(火) 19:11配信

毎日放送

 来年春に全線が開通する予定の新名神高速。慢性的に渋滞している吹田ジャンクションや宝塚トンネルをバイパスする機能のほかにも、北摂からのアクセスが便利になると期待されています。ところが今、そんな期待に水を差すある問題が起こっています。新名神と新御堂筋をつなぐ「箕面グリーンロード」について、箕面市が新たに税金を課すというのです。

 大阪市内中心部から約30分。新御堂筋を北に進んだ先にある有料道路「箕面グリーンロード」。大阪府と府の道路公社が建設し、10年前に完成しました。大阪府が開発したニュータウン、箕面森町を通り抜け、今年秋には新名神高速道路につながる予定です。

 「京都の日本海側と近くなると聞いたので、天橋立とかにたまに行くので、便利になるかなと思って期待しています」(箕面市民)
 「(トンネルの)向こうに行くこともないので。普段からあんまりパッとしないですね」

 箕面市民でも賛否が分かれるこの道路。しかし…

 「実はこの道路に箕面市が通行税を課そうとしているのです」(三宅立馬記者リポート)

 大阪府が造った道路で箕面市が税金を取る。どういうことなのでしょうか。

 「間違いなく交通量が増えるので、市としてはその対策を講じていかないといけない。利用者に応分の負担をいただけないかと。市としましては数十円程度」(箕面市地域創造部 小山郁夫副部長)
 
 実は国が認めれば通行税を取ることは可能で、大阪の泉佐野市は971億円にものぼる関空関連の借金を返すため、連絡橋を通る車に往復100円の税金を取っています。困ったのがトンネルの先に住む人たちです。

 「え!それはちょっとね。せめて200円くらいにならないと使えないですよ」(箕面森町の住民)
 「小児科とかこの町にないので、トンネルを越えて病気のときに連れて行ったりするので」

 市はこの地域の人たち向けに割引も検討しているといいますが、困惑しているのは市民だけではありません。

 「いわば関所を作って通行税を取るという発想ですので、これが交通・道路政策にどう影響するのか、しっかりと検討してほしい」(大阪府道路整備課 江藤良介課長補佐)

 近畿圏の高速道路料金は距離制に統一される方針で、「箕面グリーンロード」もNEXCOに移管する予定です。しかし通行税があると料金は統一できなくなるのです。

 「料金体系を統一し、利用者にわかりやすく使いやすくしていこうと。これが実現しなくなることで利用者に影響が出ることを心配している」(大阪府道路整備課 江藤良介課長補佐)

 「箕面市は観光都市でもあり、観光資源への影響も考えられる。我々としてはいろいろなことに対応していくため、財源として利用税を充てられないかと」(箕面市地域創造部 小山郁夫副部長)

 箕面市は今年12月にも条例案を市議会に提出し、早ければ来年秋にも税金の徴収を始めたいとしています。

毎日放送

最終更新:6/20(火) 19:45
毎日放送