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天皇退位後「京都滞在を」 新離宮造る案も

6/20(火) 19:10配信

毎日放送

 天皇陛下の退位後のお住まいを巡る議論が活発化しています。「京都への滞在」を国に要望すると表明した京都市では19日夜、政財界のトップや有識者が集まり具体的な案が話し合われました。その中で飛び出したのが、新たな離宮を造営する構想です。

 「あらゆる公務を離れられた上皇が静かに京都でひと時を過ごしていただく。こういうことが増えていけばいいなと」(京都市 門川大作市長)

 退位後の天皇陛下についてこう語った京都市の門川市長ら政財界のトップや、有識者が集まり行われた懇話会。テーマとなったのが…「双京構想」。「双京構想」とは皇族の方に京都に住んでいただいたり、宮中儀式の一部を京都で行っていただく構想のこと。天皇陛下が退位し上皇となる特例法が成立したことで、3年ぶりに議論が再開されたのです。

 「京都が何ができるのか、そしてそれが国民の皆様の共感を得ることができるのかということが大切」(京都府 山田啓二知事)

 京都では門川市長が退位後の天皇陛下の京都へのお住まいを国に求める方針を明らかにしているほか、地域政党・京都党が1万人分の署名を内閣府に提出するなど、「お帰り」を求める声が出ています。19日の会議でも…

 「京都にお出ましになることは格段に増えると思う。そういうときに受け入れられる環境を整えていかなければならない」(京都産業大学 所功名誉教授)

 出席者からは、京都滞在の際にお泊りになっている「大宮御所」の改修のほか、新たな離宮を造るべきとの声も出ました。また、火災で建物は失われてしまいましたが、京都にある退位した天皇の御所、「仙洞御所」を建て直すべきとの意見も出ました。会議のメンバーで藤原定家の流れを組む冷泉貴実子さんも…

 「仙洞というのは“上皇”という意味。仙洞御所があるのは、いま京都だけ。だからぜひ仙洞御所にご退位の後にお越しいただいたらいいなと思います」(冷泉貴実子さん)

 このほか19日の会議では、昭和天皇までは京都で行われていた「即位の礼」と「大嘗祭」についても、再び京都で行うよう求める意見も出ました。

 「『東京に都を移すぞ』と言わずに行かれた。『ちょっと行ってくるわ』と言って行かれてズルズルそのままいる。うちもそのまま留守番してる。意外に京都の人はそう思ってる人はたくさんいるん違います?ちょっと帰って来ていただいても悪くないかな」(冷泉貴実子さん)

毎日放送

最終更新:6/20(火) 19:54
毎日放送