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担当社員、詐取の意図否定=安藤ハザマの除染費不正―東京地検

6/20(火) 14:32配信

時事通信

 東京電力福島第1原発事故の除染事業をめぐる不正受給事件で、ゼネコン準大手「安藤ハザマ」(東京都港区)の担当社員が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、「だまし取るつもりはなかった」と述べ、詐欺容疑の犯意を否定していることが20日、関係者への取材で分かった。

 
 特捜部は改ざんした領収書で事業費を不正に得たとみて、同社を詐欺容疑で強制捜査。押収した資料を分析するなどして全容解明を進める。

 関係者によると、特捜部は20日までに安藤ハザマの担当社員らを任意で事情聴取した。担当社員らは領収書を改ざんした理由について、「自治体と契約した金額と帳尻が合うようにしたかっただけだ」という趣旨の供述をしているという。

 不正があったのは福島県いわき市と田村市が発注した除染事業。同社の男性社員が作業員の宿泊費や宿泊人数を水増しした領収書を1次下請け会社に作成させ、両市に提出した。水増し総額は計約8000万円に上る。

 これまでに安藤ハザマの担当社員が横領など個人的な利益を得た事実は確認されておらず、特捜部は動機や幹部らの関与も調べる。 

最終更新:6/20(火) 14:35
時事通信