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<シャープ>テレビ向け有機EL開発へ

6/20(火) 19:00配信

毎日新聞

 シャープは20日の株主総会後に開いた経営説明会で、大型テレビ向けの次世代パネル「有機EL」の開発に乗り出す方針を明らかにした。有機ELテレビは国内メーカーが既に発売しているが、基幹部品のパネルは韓国メーカーから調達している。シャープは鴻海の資金支援を受けながら量産化を目指し、韓国勢に対抗したい考えだ。

 ディスプレー部門責任者の伴厚志氏が明らかにした。有機ELはシャープが25年にわたって研究開発を続けており、スマートフォン向けなどの中小型パネルは、来年に小規模な生産ラインを国内に作る計画だ。伴氏は「スマホやノートパソコン向けと並行して、テレビにも結びつけたい」と述べ、大型の開発を進める方針を示した。

 ただ、量産化は技術的に難しく、国内では大手液晶パネルメーカーのジャパンディスプレイもめどが立っていない。市場はほぼ韓国勢の独占状態で、中小型は主にサムスン電子、テレビ向けの大型パネルはLG電子が生産するのみだ。

 有機ELは、電圧をかけると自発光し、薄くて高精細、省エネを実現できるため、現在主流の液晶に代わる次世代の表示パネルと期待されている。最近は東芝やパナソニック、ソニーが相次いで有機ELテレビを発売している。【釣田祐喜】

最終更新:6/20(火) 20:27
毎日新聞