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自民支持、東京急落29% 都議選戦略、挽回の妙案なし

6/20(火) 7:55配信

産経新聞

 □本社・FNN合同世論調査

 安倍晋三内閣の支持率急落が、23日に東京都議選の告示を控えた自民党に打撃を与えるのは確実だ。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に行った合同世論調査によると、東京の自民党支持率は29・5%に急落し、都議選に向け戦略の見直しを迫られることになる。(酒井充)

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 自民党の二階俊博幹事長は19日、菅義偉官房長官も出席して開いた政府与党協議会で、こう呼びかけた。

 「どこまでも謙虚に安定的に国政を進めていく方針でよろしくお願いしたい」

 各世論調査で内閣支持率が軒並み下落したことが念頭にあったのは間違いない。二階氏はその後の記者会見で都議選への影響を問われ「大いに反省して気合を掛け直し、反転攻勢に取り組んでいくことが大事だ」と低姿勢に努めた。

 産経・FNNの世論調査も、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐる文書問題の政府の対応のまずさが影響したことを証明している。政府の説明について、自民党支持層の71・1%が「十分だと思わない」と答えた。都選出の自民党議員は「『怪文書みたいなもの』と言ったのに、文書はあった。菅氏が危機管理に失敗した」と分析する。

 自民党の支持率は36・0%で、前回調査(5月13、14両日)と比べ5・6ポイント減にとどまった。ところが、東京での支持率は全国比例11ブロック別で最下位の29・5%で、前回比11・5ポイント減と大幅な下落となった。

 一方、地域政党「都民ファーストの会」を率いる小池百合子都知事の東京の支持率は68・6%で、前回(70・9%)から微減したとはいえ人気は依然高い。しかも自民党支持層の58・3%が小池氏を支持しており、自民党に対する不満の受け皿が都民ファーストになる気配だ。

 自民党都連会長の下村博文幹事長代行は19日、東京都立川市で開かれた都議選の総決起集会で「小池氏の『利権組織に支えられている自民党』との発言があった。とんでもないことだ」と小池氏の批判を強めた。

 その後にあいさつした二階氏は「選挙になったら相手の悪口をうれしそうに言う人がいるでしょう。あんなもん、言っても何にもならない」といさめたが、挽回の妙案があるわけでもない。都選出の衆院議員は、こう嘆いて頭を抱えた。

 「都議選が『自民党におきゅうを据えたい』という選挙になってしまう」

最終更新:6/20(火) 8:13
産経新聞