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<モスクワ国際バレエ>金の大川さん母「まさかという感じ」

6/20(火) 20:50配信

毎日新聞

 世界3大バレエコンクールの一角である「モスクワ国際バレエコンクール」は19日(日本時間20日未明)、ボリショイ劇場で最終審査を行い、シニア部門男性の部で大川航矢さん(25)=青森市出身=が金賞に輝いた。

 「家族みんなで応援していたが、まさかという感じでまだ実感がない。『おめでとう。お疲れさま』と伝えたい」。大川さんの母、康子さん(54)=青森市=は受賞に驚いた様子で喜びを語った。

 大川さんがバレエを始めたのは2歳の時。6歳上の姉が地元の「アカネバレエ教室」に通っており、送り迎えについていく中で自然とバレエを習うようになった。DVDなどで海外のダンサーの演技を研究していたといい、小学校高学年の頃からは毎日のように教室に通い、練習に打ち込んだ。

 中学3年でモスクワ国立アカデミー舞踊学校に留学。同教室を主宰する桜庭茜根(さくらば・あかね)さんは大川さんから相談を受け、「若いうちに基礎を身につけた方がいいから、本場ロシアでやったほうがいい」と背中を押した。

 桜庭さんによると、幼い頃の大川さんは「泣き虫な面もあった」という。留学経験を経てその弱さは消えた。2、3年前に「モスクワ(国際バレエコンクールのシニア部門)に出る」と決意した頃からは「年齢を重ねてしっかりしてきたし、りりしくなった」。

 大川さんはジャンプ力と回転力が強みで、「舞台からはみ出るくらい跳べる」という。その跳躍力も生かした演技と努力が最難関コンクールの舞台で結実した。桜庭さんは「帰国したら良かったねと声をかけたい」と笑顔を見せた。【一宮俊介、成瀬桃子】

最終更新:6/20(火) 21:13
毎日新聞