ここから本文です

<萩生田氏>首相と加計氏との関係は 4年前の3ショット

6/20(火) 22:42配信

毎日新聞

 加計学園問題で萩生田光一官房副長官の存在が急浮上する中、1枚の写真が注目を浴びている。缶ビールを片手にくつろいだ表情を見せる安倍晋三首相と萩生田氏。その間にいるのは同学園の加計孝太郎理事長だ。3人はどんな関係なのか。

 写真は2013年5月10日に萩生田氏のブログに投稿された。「GW最終日は青空のもと安倍総理とゴルフをご一緒した」「前日は夕方から河口湖の別荘にてBBQ」との説明が添えられている。

 毎日新聞の「首相日々」によると首相は5日夕、山梨県内の自身の別荘に入り、萩生田氏も宿泊。6日は萩生田氏らと近くの「富士桜カントリー倶楽部」でゴルフをした。加計氏は記事に出てこないが、写真はこの間に撮られたとみられる。

 萩生田氏は、加計学園の運営する千葉科学大(千葉県銚子市)で落選中に客員教授を務め、月10万円の報酬を得ていたと国会で説明。衆院議員に返り咲いたあとは報酬は得ていないが「名誉客員教授」を今も務める。

 一方、安倍首相も過去に同学園の役員を務め、年間14万円の報酬を得ていた。千葉科学大が14年5月に開いた開学10周年式典では来賓としてスピーチ。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の「腹心の友」というせりふを引き、「どんな時でも心の奥でつながっている友人、こんな意味があると思います。30年来の友人である私と加計さんはまさに腹心の友であると思っています」と述べた。祝辞によると交流は米国留学時代に始まり、学生という自由な身分でともに遊び、語り合ったという。

 だが、萩生田氏は今月16日の参院予算委員会で、福島瑞穂氏(社民)に「(2人が)腹心の友と知らなかったのか」と問われ、「腹心の友か確認したこともないし承知もしていない」と答弁した。

 毎日新聞は20日、ブログの写真や首相のスピーチを踏まえ、改めて同内容の質問をした。萩生田氏は事務所を通じて「13年5月に総理の別荘で加計氏と同席し、共通の知人であることは承知していた。しかし、14年5月の千葉科学大の式典に出席しておらず、総理が『腹心の友』と表現するほど古くからの親しい間柄であることは最近の報道で知った」などと回答した。

 萩生田氏の説明に、ジャーナリストの布施祐仁さんは「写真ではみなリラックスしているように見え、首相の側近やお友だちしかいなかったことがうかがえる。常識的に考えても納得できない。国会の閉会中審査で3人の関係や新文書の真偽を明らかにしないと国民の多くは納得しない」と首をかしげている。【福永方人】

最終更新:6/20(火) 22:44
毎日新聞