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没後70年記念事業 朝河貫一博士顕彰協会

6/20(火) 9:24配信

福島民報

 福島県二本松市出身の歴史学者朝河貫一博士(1873~1948年)をたたえる朝河貫一博士顕彰協会(古川清会長)は、2018(平成30)年の博士没後70年に合わせて記念事業を実施する。同年7月23日にメインの事業として、郡山市民文化センターで研究者の講演会とパネルディスカッションを開く方向で準備に入った。歴史研究での業績に加え、戦前の日本の針路に警鐘を鳴らした足跡を、後世に伝える。
 矢吹晋横浜市立大名誉教授(安積高卒)が基調講演し、甚野尚志早稲田大文学学術院教授(福島高卒)ら研究者が議論する予定。朝河博士が拠点とした米国・イェール大の歴史学者も出席する予定で、一般市民にも聴講を呼び掛ける。
 今年7月8日に郡山市で開く顕彰協会の総会で正式に決める。郡山市での講演会の前日と前々日には、研究者でつくる「朝河貫一研究会」が、博士の母校早稲田大でシンポジウムを計画している。

■「日本の禍機」現代訳出版 安積高卒樽井さん

 朝河貫一博士顕彰協会は記念事業の第一弾として、元会社役員樽井保夫さん(71)=安積高卒、千葉市在住=訳、同協会編「現代文で読む 『日本の禍機』」を出版した。
 朝河博士が祖国の国際社会での孤立化を懸念し1909(明治42)年に出版した「日本の禍機」を、多くの人が読めるよう現代文に訳した。脚色はせず、随所に理解を助ける要約を入れた。
 千円(税込み)。福島市のFTVカルチャーセンター内の協会事務局、郡山市の安積歴史博物館などで扱っている。問い合わせは事務局 電話024(521)3232へ。

福島民報社

最終更新:6/20(火) 9:39
福島民報