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77歳・加藤一二三九段、引退懸かった対局始まる 相手は高野智史四段

6/20(火) 10:28配信

産経新聞

 将棋の加藤一二三九段(77)の引退が懸かった対局が20日午前10時、東京・千駄ケ谷の将棋会館で始まった。竜王戦6組昇級者決定戦で、対局相手は高野智史四段(23)。同日夜には終局する見込みで、加藤九段はこの対局に敗れれば規定により、同日付で引退となる。

 加藤九段はこの日午前9時45分、タクシーで将棋会館に到着。紺色のスーツにブルーのネクタイ姿で、大勢の報道陣のカメラに囲まれながら無言で館内に入り、20社約50人の報道陣が集まった4階の特別対局室へ向かった。

 振り飛車の結果、加藤九段の先手で午前10時に対局開始。加藤九段は7六歩と角道を開け、後手の高野四段は8四歩と飛車先の歩を突いた。

 加藤九段は福岡県嘉麻市出身。昭和29年、当時の最年少記録の14歳7カ月でプロデビュー。1年目から順位戦で昇級を重ね、18歳で順位戦最高位のA級に昇格、八段に昇段し、「神武天皇以来の天才」と呼ばれた。43年に初タイトルとなる十段(現・竜王)、57年の第40期名人戦では中原誠十六世名人(69)と大熱戦を制して初名人を獲得するなどタイトル獲得は通算8期。通算勝利数は大山康晴十五世名人、羽生善治棋聖(46)=王位・王座=に次ぐ1324勝で、敗戦は歴代最多の1180敗。

 昨年12月には藤井聡太四段(14)のデビュー戦で対戦し、“62歳差対局”と話題を呼んだ。今年1月には77歳0カ月で現役最高齢棋士、最高齢勝利記録を更新、2月には史上初の通算2500対局も達成した。

 加藤九段は順位戦C級2組からフリークラスへ陥落、年齢制限で引退が決まっており、この日の高野戦が最後に残っていた。

最終更新:6/20(火) 10:28
産経新聞

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