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加藤一二三九段が敗れ引退 竜王戦6組昇級者決定戦 将棋

6/20(火) 20:25配信

産経新聞

 将棋の現役最高齢棋士、加藤一二三九段(77)が20日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた竜王戦6組昇級者決定戦で高野智史四段(23)に敗れ、規定により同日付で引退となった。

 加藤九段は福岡県出身。昭和29年、当時最年少の14歳7カ月でプロデビュー。18歳で順位戦最高位のA級に昇格し、「神武以来の天才」と呼ばれた。43年に初タイトルとなる十段(現・竜王)、57年の名人戦では中原誠十六世名人(69)との熱戦を制して初名人を獲得するなどタイトル獲得は通算8期。通算勝利数は大山康晴十五世名人、羽生善治棋聖(46)=王位・王座=に次ぐ1324勝で、敗戦は歴代最多の1180敗。

 昨年12月には藤井聡太四段(14)のデビュー戦で対戦し、“62歳差対局”と話題を呼んだ。今年1月、故丸田祐三九段の76歳11カ月を抜き、77歳0カ月で最高齢勝利記録を更新、2月には史上初の通算2500対局も達成した。

 加藤九段は昨年度の順位戦で、最も下のクラスのC級2組からフリークラスへ陥落。規定により、残る棋戦全てに敗退した時点での引退が決まっていた。この日の高野戦が最後に残っていた。

最終更新:6/20(火) 20:25
産経新聞