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(朝鮮日報日本語版) 康外相任命に反発、韓国2野党が国会常任委をボイコット

6/20(火) 10:48配信

朝鮮日報日本語版

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が野党3党の反対をはねのけて康京和(カン・ギョンファ)氏を外交部(省に相当)長官に任命したことに関連して、与野党は19日も対峙(たいじ)状態のままだった。同日予定されていた国会の5つの常任委員会は、野党「自由韓国党」と「正しい政党」が欠席を宣言したことから混乱した。修正予算や政府組織法改正案の協議も先送りされた。同じく野党の「国民の党」はボイコットに加わらなかったが、「文在寅大統領が康京和長官任命に関して見解を表明しなければ、今後の国会日程に積極的には協力できない」と述べた。与党「共に民主党」は「野党が新政権の足を引っ張っている」と批判した。

 野党3党はこの日、国会でそれぞれ議員総会を開き、康京和長官任命の対応策を話し合った。自由韓国党と正しい政党は、同日の常任委員会欠席を決定した。これにより、金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官候補者の聴聞報告書採択はまたもや実施されず、金相坤(キム・サンゴン)社会副首相兼教育部長官候補者ら4候補者の聴聞会の日程協議も取り消された。

 自由韓国党の鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表は「不適格者の任命を強行したことに対する抗議の意思表示として冷却期間を設ける。20日の国会運営委員会を除き、当分の間、常任委員会を欠席する」と述べた。自由韓国党の議員総会では、「金相坤候補者とチョ・デヨプ雇用労働部長官候補者の2人に対して辞退闘争委員会の構成を推進しよう」という意見も出た。ただし、自由韓国党と正しい政党は来週から相次いで予定されている公聴会には出席する予定だ。両党は「なぜ不適格なのか『鋭い検証』を通じて国民に知らせなければならない」と述べた。

 国民の党は「康京和長官任命について、文在寅大統領が自ら見解を表明せよ」と主張した。朴柱宣(パク・チュソン)非常対策委員会委員長は「これからは強い野党になる」と言った。しかし、「金賢美長官候補者の報告書採択や今後の聴聞会などには協力する」としており、ほかの野党とは違う姿勢を見せた。この日の議員総会でも「文在寅政権に協力すべきことは協力しよう」という意見と、「断固として闘う」という意見が拮抗(きっこう)し、結論に至らなかったという。

 与党の共に民主党は野党3党をまとめて「政争にばかり没頭している」と言った。同党の秋美愛(チュ・ミエ)代表は同日の最高委員会会議で、「野党は康京和長官任命をめぐり『協力放棄』と言い張っている。自由韓国党の『とにかく反対』という姿勢が国民に支持されているのか、国民の党はどちらの側に付くのか、よく考えてほしい」と述べた。朴完柱(パク・ワンジュ)院内首席報道官も論評で、「野党は民意を尊重し、人事を政争の道具として利用しないよう望む」と述べた。