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<北朝鮮>映像に記録された少女たちの受難(8) 大飢饉時代のホームレス少女の苦難を振り返る-3 食べ残しで延命していた頃(写真4枚)

6/20(火) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

「闇市場に行くと、コチェビ(浮浪児)たちが食事をする人たちの周りに群がって食べ残しをねだるんです」

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今から20年前の90年代後半、最悪の飢饉を逃れて中国に越境して来た北朝鮮の人々は、口々にこう言うのだった。

北朝鮮人の取材パートナーたちが、この当時撮影した映像は衝撃だった。越境者たちが伝えたとおり、たくさんのコチェビの子供たちが闇市場を徘徊している。手にビニール袋を持って。

子供たちは、露天で食事をする大人たちの背後に集まり、静かに食事が済むのを待っている。多くの人が食べているのは「グクス」と呼ばれる冷麺だ。

食事が終わると子供たちが群がる。冷麺の残り汁をビニール袋に入れてもらうのだ。子供たちは水気だけを捨て、わずかに残った具や麺の切れ端を食べていた。

この光景は、清津(チョンジン)、茂山(ムサン)、元山(ウォンサン)など、どの都市で撮影された映像でも共通だった。まるで誰かが、腹を減らしたコチェビたちに教えたかのように、ビニール袋に残り汁を集めていた。

「苦難の行軍」と呼ばれた民族受難から20年が経った。映像を見なおす度に胸が疼き、子供たちのその後の運命が気になって仕方がない。(石丸次郎)

←冷麺を食べ終わった男性が残り汁を少女の持つビニール袋に入れている。1999年9月咸鏡北道の茂山郡にて撮影キム・ホン(アジアプレス)

←少女は袋に口を付け食べ始めた。近くでは別の2人の子供が他の客が食べ終わるのを待っている。1999年9月咸鏡北道の茂山郡にて撮影キム・ホン(アジアプレス)