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冷房が効いた部屋で、冷えたものを飲食…胃腸機能低下し「夏バテ」に

6/20(火) 12:11配信

読売新聞(ヨミドクター)

 食事は、夏バテ予防に最も大切だ。

 「病気にならない人は何を食べているのか」(青春出版社)などの著書のある管理栄養士の森由香子さんは「スタミナを付けようと肉に偏ったり、さっぱりしたそばばかりになったりすると逆効果。3食バランス良く食べて体温を一定に保つこと」とアドバイスする。

 冷房で体の外が冷やされる。アイスクリームやそうめん、ジュースなど冷えたものを飲食すると体の中も冷やされる。こうなると、胃腸の機能が低下して消化吸収が悪くなり、体力を消耗する。食欲も減退し、エネルギーを十分に取り込めない悪循環に陥る。

 冷たいものを食べる前に温かいものを食べると胃腸を冷やすのを軽減できる。唐辛子やカレー、ショウガなどを食材に取り入れると冷えた胃腸が温まる。

 1日の始まり。朝食を食べて体温を上げるのがポイント。献立は、ご飯やパンの炭水化物と魚や卵、肉などのたんぱく質をとることが大切だ。炭水化物をエネルギーに変えるには、豚肉や豆類、玄米などに含まれるビタミンB1が欠かせない。また、タマネギやニンニクを一緒に食べると疲労回復の効果が続きやすい。

 野菜は、老化の原因となる活性酸素を防ぐβカロテンやビタミンCなどが含まれる。水で胃腸を冷やさずに水分を補給できる。

 森さんは「効率良く栄養をとるには、加熱してよくかんで食べること」と話す。

 汗で失われたミネラル分の補給には、無脂肪の牛乳がお薦め。無脂肪だと悪玉コレステロールの増加を防げる。1日の摂取量は500ミリ・リットルが目安だ。