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ポテチ品薄、解消の兆し 九州産使い一部商品再開 北海道内の不作、品薄に直結

6/20(火) 7:00配信

北海道新聞

ジャガイモ作付面積は10年で1割減、ポテチの出荷量は3割増

 昨夏の台風被害による道産ジャガイモ不作の影響で、欠品が相次いだポテトチップスの品薄が解消されつつある。カルビーと湖池屋は19日、休止していた一部商品の販売を再開。5月中旬に九州で収穫が始まり、原料確保の見通しが立ったためだ。消費者の需要が増す一方、原料調達で道内に依存するメーカーの体制は変わらず、商品の安定供給には不安も残る。

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 販売を再開したのは、カルビーが「ピザポテト」(北日本・東日本地区販売分)、湖池屋が「ポテトチップス ガーリック」。両社とも一部商品の販売を3~4月以降休止し、「ピザポテト」は一時、ネットオークションに1袋1万円以上で出品されるなど「ポテチショック」が広がった。

 一連の騒動の発端は昨夏、道内に上陸が相次いだ台風。道内は全国のジャガイモ生産量の8割を占める。十勝やオホーツクの畑が浸水被害を受けたことが響き、2016年の道内生産量は前年比1割減だった。

 道内のジャガイモ作付面積は10年で1割減った一方、業界団体によるとポテトチップスの出荷量は10年で3割増。生産現場が高齢化と労働力不足に悩む半面、多様な味わいのポテトチップスが増えたことで消費者の需要は増しており、需給バランスが崩れていることも浮き彫りとなった。

北海道新聞

最終更新:6/20(火) 11:00
北海道新聞