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新日鉄住金、棒線も追加値上げ。店売りは5000円

6/20(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 新日鉄住金は、国内向け棒鋼・線材全品種と鋳物銑について今年度上期から追加値上げを行う方針を決め、一部で申し入れを開始した。店売り分野では前下期までの2万円値上げに続き、5千円の追加値上げを行わざるを得ないと判断した。ヒモ付きについても同様の追加値上げを求める。特殊鋼棒線を中心に国内需給がタイト化する一方で、副原料を含めた原料、物流費などのコスト負担は増している。設備高齢化なども踏まえて再生産可能な製造基盤整備を進めるために、適正マージン確保による収益構造の改善を図る。

 普通線材では、市況分野に限らず全分野でこれまでの2万円値上げに加え、7月分から5千円、累計2万5千円の値上げを求める。異形バーインコイルや中国線材と競合する品種も対象に含む。内需は建設関連を中心に堅調推移する見込み。海外市況は中国で地条鋼の摘発が進んでいることもあり他品種に比べて底堅く、目先横ばいか上昇が見込まれる。
 特殊鋼棒鋼の店売り分野でも2万円に加え、今上期から5千円の追加値上げを求める。需給面では前下期から足元にかけて室蘭、小倉とも棒鋼ラインはフル操業で、自動車関連を中心とした需要堅調を受け、国内ヒモ付きの在庫圧縮、受注調整や輸出の納期調整を行っている。当面はタイトな需給状況が続く見込みだ。
 特殊鋼棒線、特殊線材や鋳物銑のヒモ付き分野についても、前下期に表明した値上げに続き、市況分野や店売り分野と同等レベルの追加値上げを要請する方針。

最終更新:6/20(火) 6:02
鉄鋼新聞