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ケーエスディー、車向けアルミダイカスト能力増強

6/20(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 中部地区大手アルミダイカストメーカー、ケーエスディー(KSD、本社・愛知県一宮市、社長・伊藤智義氏)は、本社工場に隣接する「第二工場」の生産能力を引き上げる。自動車関連の新品番受注に伴って、今年秋をめどにダイカストマシンを増設。今後加工設備の導入も検討しながらハード整備を進め、さらなる数量アップを目指す。

 KSD・第二工場は自動車向け中小型製品の需要拡大に対応し、昨年3月から操業をスタートした大型拠点。530トンダイカストマシン3台、375トンマシンを1台設置して、月間約7万個のAT製品を中心に量産している。
 同工場立ち上げ直後、日系自動車メーカーから新規製品の受注を獲得。およそ1年半前からテスト品製作を重ねてきた。現在4台がほぼフル稼働状態にあることから、新製品の量産開始を前に設備増強を決めた。
 導入するのは宇部興産製の530トンダイカストマシンで、投資金額は約1億円。9~10月をめどに据え置き、順次試作品の生産を始める計画。新規マシンは新規品番の専用機とする。
 従来から生産する品種と比較して、新規製品は肉厚をはじめ、より高い寸法精度が求められることから、1年程度をかけてテストを継続。来年秋から量産体制に移行し、月間5万~6万個を生産する方針だ。
 伊藤社長は「鋳造能力を高めて数量の要請に応えるだけでなく、高精度・複雑形状化するユーザーニーズへ着実に対応することも肝要だ。後加工の強化を図るため、切削ラインなどの導入も積極的に検討したい」と、今後もハード整備を継続する考えを示した。

最終更新:6/20(火) 6:02
鉄鋼新聞