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キリオスが途中棄権「ウィンブルドンまでには戻る」 [ロンドン/男子テニス]

6/20(火) 14:01配信

THE TENNIS DAILY

 イギリス・ロンドンで開催されている「AGEON選手権」(ATP500/6月19~25日/賞金総額183万6660ユーロ/グラスコート)のシングルス1回戦で、ドナルド・ヤング(アメリカ)に対し6-7(3)で第1セットを落とした第9シードのニック・キリオス(オーストラリア)が、故障のため途中棄権した。これは今季何度か故障で棄権してきたキリオスの最新の“座礁“だった。

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 キリオスは、4-4から迎えた第9ゲームの2ポイント目の最中にコートの後方で滑ってしまう。彼は左腰の治療を受け、西ロンドンの暑い気候の中、あまり自由に動けない様子ながらもプレーを続けたが、タイブレークを落としたあと真っ直ぐにバッグに向かいラケットをしまうと、ヤングと握手をしてコートから歩き去った。

 それでもキリオスは、7月3日に始まるウィンブルドンまでには体も戻るだろうと言う。

「ああ、100%」とキリオスは、かなりはっきり言った。「いずれにせよ、故障がかなりひどくてもウィンブルドンではプレーするよ。何であれ、僕はここにいる。家に帰る時間なんてものはないからね。間違いなく、僕はウィンブルドンでプレーするだろう」。

 キリオスはこの試合に先立ち、ここ7ヵ月、腰の故障に苦しめられていたが、今や痛みなくプレーしていると話したばかりのところだった。彼はまた、右肩の痛みにもさいなまれ、この日は右膝にテーピングを施してセンターコートでの試合を始めた。

 転倒後、芝の上に倒れたままキリオスは痛みに声を上げ、腰をつかみ、手で顔を覆った。この転倒はヤングのショットによって態勢を崩した直後に起きた。

「僕はもう長いこと、腰の痛みとともにプレーしている。痛みを感じたので、ここで無理してプレーする価値はないと感じた」と世界20位のキリオス。「言うまでもなく、僕のメインゴールはウィンブルドンでプレーすることだ。だからとにかく回復に努め、リハビリをするよ。状態が安定するよう願うし、きっとそうなるだろうと信じている」。

 今週、何をするつもりかと聞かれたキリオスは、笑みとともに「ドッグ&フォックス」と答えた。これはウィンブルドンに程近い場所にあるパブの名なのだ。

 今季はここまで、キリオスにとって難しいシーズンだった。彼は故障と戦い続けており、また、祖父の死に続き、4月には短い期間、テニスを休みもした。

「特にグラスやクレーのようなサーフェスで彼があんなふうに転ぶのを見るはつらいことだ」と世界55位のヤングは言った。「こんなふうに勝ち上がって喜んでいるようなさまは見せたくないが、結局のところ、やはり2回戦に進んだことがうれしくもある」。

 そのほかの試合では、第5シードのジョー ウィルフリード・ツォンガ(フランス)が同胞のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-2 6-2で倒した。また2014年に今大会で優勝している第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、ライアン・ハリソン(アメリカ)を6-3 6-1を倒した試合で、かなり印象的なプレーを見せた。

「すべての瞬間、すべての練習が大切だ」とティミトロフは短いグラスコート・シーズンについて、こう言った。

 コート1では、第7シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)がスティーブ・ダルシー(ベルギー)を7-5 6-3で下し、2回戦に駒を進めた。

 前年度覇者で世界1位のアンディ・マレー(イギリス)は火曜日に、アルヤズ・ベデネ(イギリス)との初戦をプレーする。今大会には多くの強豪が出場しているが、ラファエル・ナダル(スペイン)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の欠場によって、その競争力がやや弱まった。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

Photo: Nick Kyrgios (AUS) is pictured in the press conference after his retirement, for a physical problem at the AEGON Championships, London on June 19, 2017. (Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images)

最終更新:6/20(火) 14:01
THE TENNIS DAILY