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トラフグの資源回復へ稚魚4万匹放流 山口市

6/20(火) 14:24配信

宇部日報

目印付け生態調査も

 県水産研究センター内海研究部と県栽培漁業公社は19日、山口市秋穂西の秋穂湾にトラフグの稚魚約4万匹を放流した。年々減少しているトラフグの資源回復を目指し、毎年実施している。稚魚は秋穂東の同公社でふ化させ、秋穂西の旭水産車えび養殖場の養殖池で約1カ月かけて中間育成した。

 放流作業は養殖場前の堤防周辺で行われた。水産事務所などの県職員や地元漁協の組合員ら約30人がホースで海に放した。4万匹のうち1万5000匹の右胸びれを1匹ずつ切除して、追跡調査の目印とした。放流から1カ月後に底引き網で捕獲し、成長状況を確かめるほか、水揚げされた場所などの調査を行う。

 稚魚は回遊しながら成長し、3、4年後には体長30センチ以上になり、沿岸部に戻ってくるという。2016年度の県内のトラフグの水揚げ量は約45トンで、前年の約54トンと比較して15%減っている。今後、下関市でも約40万匹のトラフグの稚魚が放流される。

最終更新:6/20(火) 14:24
宇部日報