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疑惑に捜査のメス...安藤ハザマ家宅捜索 2市、驚きと戸惑い

6/20(火) 11:04配信

福島民友新聞

 除染事業を巡る宿泊費の水増し問題が19日、急展開した。東京地検特捜部が安藤ハザマ(東京)に詐欺容疑で家宅捜索に入り、問題が刑事事件に発展した。「司法の手が入るとは」。同社が作業員の宿泊費約8千万円を水増しして領収書を提出していたいわき、田村の両市の関係者からは強制捜査への驚きと戸惑いの声が上がった。
 いわき、田村の両市は、環境省の調査チームと連携し水増し内容の調査を進める予定でいたが、家宅捜索のニュースは突然に飛び込んできた。
 安藤ハザマは1次下請け会社に領収書の改ざんを指示したことについては認めていたが、領収書の水増し分の不正受給があったか否かについては「弁護士を交えた社内の調査委員会で調査中」としている。9日の記者会見では、調査結果を1週間程度で公表するとしていたが、16日に公表を延期すると発表したばかり。
 家宅捜索によって同社から多数の関係資料が押収されたとみられ、同社の社内調査の公表はさらに不透明になった。田村市の担当者は、特捜部が捜査に入ったことで「先行きが見通せない」と戸惑いを隠さない。
 いわき、田村の両市長は調査の継続を表明しながら、捜査当局に疑惑の徹底解明を期待した。いわき市の清水敏男市長は「厳正に捜査してもらいたい」とコメント。田村市の本田仁一市長は「検察当局には速やかな事実の解明をお願いしたい」とした。県除染対策課は「県として国や関係自治体と連携して早期に事実関係を確認し、厳正に対処していく」とした。

福島民友新聞

最終更新:6/20(火) 11:04
福島民友新聞