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【特集】成田空港の機能強化 見直し案と今後の展望 夜間飛行制限やスライド運用なども

6/20(火) 19:19配信

チバテレ

成田空港の見直し案とは?

チバテレ(千葉テレビ放送)

成田空港の機能強化の見直し案と、今後の展望についてお伝えします。

【成田空港の見直し案とは?】
 増加する訪日外国人需要などを見据え、国と空港会社は去年9月に成田空港の機能強化案を提示しました。去年の案は、B滑走路の延伸、第3滑走路の建設、夜間飛行制限の緩和の3点が柱でした。しかしこのうち夜間飛行制限の緩和に対し、強い反発が出ました。

現在夜11時~翌朝6時までは飛行が制限

 内陸空港である成田空港の飛行時間は、朝6時から夜11時までとなっていて、夜間の7時間は飛行が制限されています。当初の案ではこの飛行時間を朝5時から深夜1時まで拡張し、夜間飛行制限を4時間に短縮したいとしていました。このため騒音地域の住民から「眠れなくなる」などと、激しい反発の声があがりました。

見直し案の変更点と、スライド運用とは?

【今回の見直し案の変更点は?】
 今回の見直し案では、飛行時間を後ろに1時間延ばして、朝6時から深夜0時までとし、夜間飛行制限を6時間としています。また緊急時などやむを得ない場合は運用時間を30分延ばせるとしています。成田空港会社は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでにこの飛行制限緩和を「A滑走路」で先行して行いたい考えです。またC滑走路(第3滑走路)の完成後は、スライド運用を提案しています。


【スライド運用とは?】
 A・B・Cそれぞれ3本の滑走路の運用時間をずらして使う方法です。夜間の飛行制限はそれぞれの滑走路で6時間を確保する一方、早番と遅番を定期的に入れ替えることで騒音影響を受ける地域が固定化しないよう配慮するとしています。

その他の提案とは?

【他の提案とは?】
 今回の見直し案ではこのほかに、航空機落下物対策と、地域分断の解消の面で進展が見られました。航空機落下物対策では、落下物による被害への見舞金や、立替金制度などが新しく提案されました。

 また地域内で異なる補償内容によって生じていた地域分断での問題では、今まで移転対象地域の世帯を組や班という小さな単位で設定していたものを、それよりも大きい「区」という単位に見直し、地域の実情に応じて柔軟に行うという提案が千葉県から出されました。

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最終更新:6/20(火) 20:03
チバテレ