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【ブラジル】鶏、豚とも輸出低調 いまだ不正事件の影響が

6/20(火) 4:44配信

サンパウロ新聞

 ブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)によると、ブラジル産鶏肉の2017年5月の輸出量は39万3600トンと前年同月を11.1%下回った。17年1~5月累計は175万トンと前年同時期に対して5.6%縮んだ。
 5日付伯メディアによると、輸出の落ち込みについて同協会のフランシスコ・トゥラ会長は、食肉不正事件で違法行為が見つかったのはいくつかの食肉処理場だけだったが事件の影響は業界全体に及んでしまい、業界はいまだにその影響からの回復の途中にあるとし、「中国や香港、クウェートなどといった特定の市場はいまだに16年同時期に記録したものを下回るパフォーマンスを示している」と話している。
 同氏はさらに、16年同時期に対する落ち込みは昨年の数字が非常に良いものであったという事実もまた影響していると指摘。16年3~6月の輸出量は約40万トンと非常に高い水準だったが、今年5月のそれは17年の平均的なレベルだったとしている。
 輸出量は落ち込んだものの、今年1~5月の鶏肉の輸出額は29億6800万ドルと16年同時期を9%上回った。
 なお、今年5月の豚肉の輸出量は前年同月比24.4%減と鶏肉を上回る大きな落ち込みを記録、4万1700トンにとどまった。輸出額は同1%減の1億1230万ドルだった。同協会のリカルド・サンチン市場担当副会長は「食鳥部門で起こったように、様々な豚肉輸入業者らがブラジル産豚肉の購入を減らした。豚肉の場合、その影響は重大で、特に中国の輸入業者の間で大きかった」としている。

最終更新:6/20(火) 4:44
サンパウロ新聞