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昏睡状態で北から解放、米に帰国の学生死亡

6/20(火) 6:10配信

読売新聞

 【ワシントン=大木聖馬】昏睡(こんすい)状態で北朝鮮から解放され、米国に帰国した学生オットー・ワームビア氏(22)が19日、地元の米オハイオ州の病院で死亡した。

 同氏の両親が発表した。両親は声明で「息子は北朝鮮の人間によってひどい拷問を受けた」と改めて非難した。

 トランプ米大統領は同日、「北朝鮮の体制による残虐な行為を非難する。我々は無実の人々がこのような悲劇に陥らないようにする決意を強くした」との声明を出した。北朝鮮に対する米国内の世論は硬化しており、トランプ政権が北朝鮮にさらに厳しく対応していくのは必至だ。

 ワームビア氏は観光目的で北朝鮮を訪問し、政治スローガンが書かれた備品をホテルから持ち帰ろうとして、2016年1月に拘束された。裁判で15年の労働教化刑(懲役に相当)を言い渡されたが、昏睡状態に陥り、今月13日に解放された。北朝鮮は、ワームビア氏がボツリヌス菌による中毒で体調を崩したなどと説明したが、帰国後の診察ではボツリヌス菌による中毒症状は確認されなかった。

最終更新:6/20(火) 19:33
読売新聞