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買い物客ら立ち往生 沖縄・西原で川が氾濫 豪雨・冠水、町覆う

6/20(火) 8:05配信

沖縄タイムス

 沖縄本島地方で激しい雨が降り続いた19日、本島中南部では川の氾濫や道路冠水が相次ぎ、車が立ち往生したり、買い物客が足止めされたりと混乱した。24時間雨量で200ミリを超えた所も。南城市大里では斜面が崩れてアパートに押し寄せる土砂崩れが発生。住民らが対応に追われた。

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 【西原】西原町内では、小波津川が断続的に氾濫し、周辺道路で冠水が相次いだ。冠水した道路の通行止めで、迂回(うかい)を余儀なくされ、渋滞が発生するなど混乱が続いた。

 夕方以降の豪雨で、小波津川周辺の道路は車のタイヤが隠れるほどまで水位が上昇した。サンエー西原シティに面した国道329号が冠水したため、買い物客らが立ち往生。水没して動かなくなった車もあった。

 午後8時ごろ町役場に避難した女性(77)は「川と道の境目がなくなって、目の前が海のようになった。家に帰れるかしら」と不安そうに話した。

 小波津川に近い平園地域では少なくとも5件の床上浸水が確認された。平園自治会の新田宗信会長は「大雨と満潮の時間が重なると必ず氾濫が起きる」と警戒。新田さんによると小波津川の氾濫は4年ぶりという。

アパートに土砂迫る 南城市大里 住民避難

 南城市大里平良では午後2時半ごろ、9世帯の4階建てアパート裏の斜面が高さ約15メートル、幅20メートルにわたって崩れた。所有者の宮城勝吾さん(41)は午前中、塀を作るなどの土砂対策を打ち合わせていたという。「間に合わなかった。土も思ったより多い。これ以上崩れないと信じたい」と願った。

 入居する男性(63)は妻と共に、2、3日分の着替えを持ってアパートから避難した。「2、3日前には1メートル以上の土の塊が落ちてきた。とりあえず、市役所の指示に従って避難する」と足早に離れた。

 糸満市潮平では午後2時ごろ、県道82号が約100メートルにわたり冠水。深い所で水かさが50センチほどとなり、人や車の通行ができなくなった。消防隊員らが排水溝のごみを除去した。

 潮平交差点近くに35年前から住む男性(60)は「大雨が降るたびに冠水するが、20年以上放置されている。1カ月前の大雨では知り合いの車が駄目になった」とこぼした。

最終更新:6/20(火) 8:10
沖縄タイムス

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