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ブンデス初の女性スカウト誕生…招へいしたフランクフルトの狙いとは?

6/20(火) 6:00配信

SOCCER KING

 17カ国の国籍からなるフランクフルトのチームメンバーに、さらにポルトガル国籍の人物が加わった。今回加わったのはエレナ・コスタ氏。選手ではなく、ブンデスリーガ初の女性スカウトだ。

 39歳のコスタ氏は以前、フランス2部リーグに属するクレルモンの男子プロチームの監督として契約を結んだことで有名になったが、シーズンの開幕前に経営陣とのいざこざの末に辞任。17日付のビルトの中では、「クレルモンは有名になるためだけに私と契約したような気がする」と当時の騒動を振り返っている。

 しかし、フランクフルトのフレディ・ボビッチ社長が「彼女は本当に多くのサッカーに関する知識を持っている。キャリアの中ですでに経験を積んでいて、大冒険もしている」と納得させた能力は本物。ポルトガルの名門ベンフィカの育成アカデミー(U9~U17)で活動した後は、セルティックでスカウティングを担当した後に、カタールやイラン女子代表監督を歴任した。

 コスタ氏とは、スカウト部長のベン・マンガ氏がベンフィカを訪れた際に知り会ったという。彼女はさっそくBチームに所属するU-21セルビア代表FWルカ・ヨビッチとの契約交渉の場を設けるという行動派だ。

 少ない資金で将来有望な若手選手の獲得やレンタルで躍進を果たしたフランクフルトにとっては、若手育成に定評があり、移籍で資金を稼ぐポルトガルは魅力的な選手の発掘先だ。「現地に住み、情報網を持っているスカウトが必要なんだ」というボビッチ氏の狙い通りの契約となった。ニコ・コバッチ新監督の下、ダイバーシティやリスペクトを掲げるフランクフルトは今回も独自路線を示した。

 ビビアナ・シュタインハウス氏がブンデスリーガ1部で主審を務めることに続き、エレナ・コスト氏のスカウト就任と、ブンデスリーガでもテクニカルな領域で徐々に女性の進出が進んでいるようだ。

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最終更新:6/20(火) 7:17
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