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青森山田「12番目以降の選手たち」が4日間の死闘を制し、東北タイトルを奪還

6/20(火) 12:04配信

ゲキサカ

[6.19 東北高校選手権決勝 青森山田高 3-0 尚志高 岩手県営運動公園陸上競技場]

 6月19日、第59回東北高等学校サッカー選手権大会の決勝戦が岩手県営運動公園陸上競技場にて開催され、青森県代表の青森山田高が福島県代表の尚志高に3-0と快勝。2年ぶり9度目のタイトルを勝ち取った。

 15日に始まった今大会で、尚志の本来の主力で参加したのはMF石井龍平(3年)のみ。対する青森山田も「12番目以降の選手でチームを組んで、全国高校総体の残り6枠(総体の登録選手数は17名)を争わせるイメージ」(正木昌宣コーチ)だった。

 だが、両校ともにベストメンバーで挑んできた東北の強豪を次々と退けての勝ち残り。「決して簡単ではなかった」(正木コーチ)とは言うものの、東北地域における地力の高さをあらためて見せ付ける結果となった。

 試合は一進一退の攻防から前半32分に青森山田MF田中凌汰(3年)が、G大阪MF遠藤保仁を参考にしているというFKを「枠に入れることだけを意識した」という丁寧なキックで沈めて1点を先行する。

 さらに後半6分にはロングスローのこぼれ球を拾う流れから、最後はDF豊島基矢(2年)が蹴り込んで2点目を奪取。さらに後半21分には田中のシュートが防がれたこぼれ球にMF橋村海里(3年)が詰めて3点を奪い取った。

 対する尚志も細かいパスワークとドリブルでの崩しからペースを握った時間帯もあったが、青森山田は持ち前のゴールを隠す守備を前に決定的なシュートをほとんど打てず。尚志は途中出場のFW十鳥仁寛(3年)の突破などからゴール前には迫ったが、シュート4本の0得点に終わり、ゴール前の強さと精度に課題を残す結果となった。

 勝った青森山田の正木コーチは「中盤中央の3人(田中、橋村、安藤駿)は良かったし、右MFの東城雅也など本当に一所懸命にやってくれた」点は評価しつつ、「まだまだですよ」と高いレベルを見据えて苦言を残すことも忘れなかった。青森山田にとっては東北のタイトルを取り戻したことはもちろん、今週末から再開される高円宮杯プレミアリーグEASTに向けて戦力の底上げに成功した大会だったと言えそうだ。

(取材・文 川端暁彦)

最終更新:6/20(火) 12:04
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