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NY外為:ドル上昇、米金融政策当局者のタカ派発言が材料

6/20(火) 5:22配信

Bloomberg

19日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。主要10カ国通貨全てに対して上昇した。米金融政策当局者によるタカ派的な発言がドルを押し上げ、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%上昇した。米国債の利回り上昇も支援材料だった。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は19日、ニューヨーク州プラッツバーグで講演し、「拡大局面がやや長期化しているが、実際のところまだ長く継続すると強く確信している」と述べた。市場参加者は20日に予定されているフィッシャー連邦準備制度理事会(FRB)副議長ら複数の金融政策当局者の発言に注目するとみられている。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.6%上昇して1ドル=111円53銭。ユーロはドルに対して0.4%安の1ユーロ=1.1149ドルとなっている。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は今月13、14 両日に定例会合を開き、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1-1.25%のレンジに引き上げた。年内の利上げについてはあと1回との見通しを維持した。ダドリー総裁はこれまでFOMCの決定に反対票を投じたことはなく、イエレンFRB議長の見解に近いとされている。

クレディ・アグリコルCIBの為替ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏(ニューヨーク在勤)はダドリー総裁の発言はバランスシート正常化に対する当局の姿勢をあらためて示唆しているが、それでも「景気をどのように捉えているのか、また最近の軟調な経済統計の内容をなぜ懸念していないのかなど当局には説明すべき点が多くある」と述べた。同氏はドルの上昇は短期的だとみている。

この日のドルは新興市場通貨の大半に対しても上昇した。特に南アフリカ・ランドに対して大きく上昇した。

原題:EUR Drops to Low Under 1.1150, May Test Range Lows Near 1.1100(抜粋)U.S. Tech Stocks Rally; Dollar Gains, Bonds Slide: Markets Wrap(抜粋)Fed’s Dudley Confident That U.S. Expansion Has ‘Long Way to Go’(抜粋)Dollar Gains as Dudley Comments Seen Signaling Fed’s Resolve(抜粋)

相場を更新し、第2段落に追記し、第4段落以降を追加します.

Dennis Pettit

最終更新:6/20(火) 6:22
Bloomberg