ここから本文です

日本株は年初来高値、当局者発言で米景気楽観-輸出、素材中心上げる

6/20(火) 7:51配信

Bloomberg

20日の東京株式相場は3営業日続伸し、年初来高値を更新。米国金融当局者による景気へのタカ派的発言を受け、前日の米金利上昇や為替のドル高・円安推移が好感された。米テクノロジー株の復調も買い安心感を誘い、電機や機械、ゴム製品など輸出株、化学や非鉄金属、鉄鋼など素材株中心に高い。

TOPIXの終値は前日比11.18ポイント(0.7%)高の1617.25、日経平均株価は162円66銭(0.8%)高の2万230円41銭。両指数とも2015年8月以来、1年10カ月ぶりの水準を回復した。

野村アセットマネジメント運用調査本部の榊茂樹チーフ・ストラテジストは、「今回のFOMC後に米金融当局のスタンスに対し見方が分かれていたが、ニューヨーク連銀のダドリー総裁の発言で金利に対する先高観が回復してきた」と指摘。日本株の「地合いは企業業績を支えに比較的堅調な中、重しだった為替が円安方向に振れ、好感された」とみていた。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は19日、米経済について「拡大局面がやや長期化しているが、実際のところまだ長く継続すると強く確信している」と述べた。また、金融当局の狙いは景気拡大を止めるのではなく、長期間維持できるよう金融政策を非常に賢明なやり方で引き締めることだ、とも話した。シカゴ連銀のエバンス総裁は、データは第2四半期の国内総生産(GDP)の力強い回復を示しているとし、「17年利上げが2回か3回、4回かまだ分からない」と発言した。

金融当局者の発言を材料に、19日の米10年債利回りは2.19%と4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。米国株はアップルなどテクノロジー株がけん引し、S&P500種株価指数は最高値を更新した。フィラデルフィア半導体株指数も4営業日ぶりに反発。きょうのドル・円相場は、一時1ドル=111円70銭台と5月26日以来のドル高・円安水準に振れた。前日の日本株終値時点は111円3銭。

1/2ページ

最終更新:6/20(火) 15:29
Bloomberg