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太宰の作品、人柄しのぶ/金木で生誕祭

6/20(火) 12:06配信

Web東奥

 青森県五所川原市金木町出身の作家太宰治の「生誕祭~生誕108年記念祭~」が19日、同地区の芦野公園で開かれた。出席した親族、地元関係者、全国のファンら約550人が作品と人間的な魅力をしのび、献花を行った。
 太宰の銅像の前で、長女津島園子さん(76)は「故郷の皆さまに、こうして盛大な式典を開いていただいて本当にありがたい。これからも太宰の文学を見守っていただくようお願いいたします」とあいさつを述べた。
 また、地元の金木小学校5年の木津灯(あかり)さん(10)、金木中学校1年の竹内豪さん(12)、金木高校2年の三浦彩椰(さや)さん(16)、同校市浦分校3年の竹ケ原藍花(あいか)さん(17)が太宰作品の感想文を朗読。その中で木津さんは「私は将来、看護師になりたいと思っています。メロスが王様を心の病から救ったように患者さんを救っていきたい」と思いを述べた。
 鶴田町から訪れた弘前学院大学文学部4年の竹内真友希(まゆき)さん(22)は「卒論の参考にと思って参加しました。出席者の中には泣いている人もいて、今でも太宰が愛されていると感じた」と話した。
 6月19日は、太宰の誕生日であり、69年前に玉川上水で入水自殺し、遺体が見つかった日でもある。全国のファンは「桜桃忌」として太宰をしのんできたが、地元の旧金木町(現五所川原市)は1999年から生誕祭と名称を変更した。

東奥日報社

最終更新:6/20(火) 12:06
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