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竹馬で東北490キロ完歩/飯塚さん(千葉)青森到着

6/20(火) 12:12配信

Web東奥

 竹馬で東北縦断に挑戦していた千葉県四街道市の飯塚進さん(80)が19日、ゴールの青森市役所に到着し、全長約490キロを無事完歩した。小野寺晃彦市長らの出迎えを受けた飯塚さんは「憧れの『みちのく』を最後まで歩くことができて感無量です」と日焼けした顔をほころばせた。
 飯塚さんは中学校長を定年退職後、昔ながらの遊びを普及する活動に取り組み、竹馬の魅力を子供たちに伝えてきた。70歳の古希を迎えるのを機に、体力づくりを兼ねて竹馬で全国を巡る旅を思い立ち、2006年に千葉県房総半島を1周。その後も、京都から日本橋までの東海道、東京から東北を巡り岐阜に至る奥の細道、四国八十八カ寺を竹馬で踏破してきた。
 「東北地方に異郷への憧れの気持ちがあった」という飯塚さんは、体力的にも最後と心に決めて、東日本大震災からの復興が気掛かりだった東北縦断を決意。昨年9月19日、福島県いわき市からスタートを切った。
 体調不良などで一時中断したが、今年4月29日に宮城県山元町を再出発。自家用車で寝泊まりしながら10~20日間ほど竹馬で歩き、疲れがたまったら自宅に戻って休養。体力が回復したら再び竹馬に乗ることを繰り返しながら国道4号を北上し、5月末に青森県入りした。
 行程は順調に進み、今月15日の七戸町から妻久子さん(77)も、飯塚さんの竹馬の旅に初めて同行し徒歩で付き添った。19日は青森市の青い森鉄道野内駅前を出発し午前11時ごろ、青森市役所前に到着。出迎えた小野寺市長から「お疲れさまでした。おめでとうございます」とねぎらわれた。
 飯塚さん夫妻は小野寺市長に、完歩記念として名前や日付などを色紙に記入してもらい、笑顔で一緒に記念写真に納まっていた。
 飯塚さんは取材に「青森県はその名の通り、青い森に囲まれ、空も海もきれいな青が印象的だった、道中は差し入れしてくれたり、激励してくださる人が多く感謝したい」と話した。

東奥日報社

最終更新:6/20(火) 12:12
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