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ドル・円が約3週ぶり高値、米金融当局者発言や株高で111円台後半

6/20(火) 12:26配信

Bloomberg

東京外国為替市場ではドル・円相場が約3週間ぶり高値。利上げに前向きな米金融当局者発言や日米株高を背景に、1ドル=111円台後半までドル高・円安が進んだ。

20日午後3時47分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の111円61銭。前日のニューヨーク連銀総裁発言に続くシカゴ連銀総裁の発言を受けてドル買い・円売りが先行し、午前9時過ぎには111円78銭と5月26日以来の高値を付けた。その後はもみ合い、日本株が取引終盤にかけて上げ幅を縮めると、ドル・円も伸び悩んだ。

三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、ドル・円の上昇について、米連邦公開市場委員会(FOMC)前に慎重化していた米利上げに対する「市場の見方の修正に伴うドルの戻しの範囲内」と説明。目先はフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の講演が注目だとし、ある程度「タカ派的な期待」もあり、発言次第で112円台前半までの上昇余地はあると語った。

ユーロ・ドル相場もドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、一時1ユーロ=1.1141ドルまで下落。同時刻現在は1.1160ドル前後となっている。

米金融当局者発言

シカゴ連銀のエバンス総裁は19日のニューヨークでの講演で、2017年の利上げが2回か3回、4回かまだ分からないが、現在の環境は緩やかな利上げを後押ししていると述べた。一方、講演後には、より良いインフレデータを数カ月見ることが重要で、利上げを12月まで待つ可能性があると記者団に語った。

前日の米国市場では、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が米国経済について明るい見通しを示し、景気拡大を損なわないよう「非常に賢明な」金融引き締めを目指すと述べたことを受け、米国債利回りが上昇、ドル買いが進んだ。

20日にはフィッシャーFRB副議長が日本時間午後4時15分からアムステルダムで講演する。ボストン連銀のローゼングレン総裁もアムステルダムで講演、ダラス連銀のカプラン総裁はサンフランシスコで話す予定だ。米10年債利回りは20日の時間外取引で一時1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高の2.195%に上昇。

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最終更新:6/20(火) 16:09
Bloomberg