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世界の新興企業向け市場、不振が際立つ-香港では開設後90%下落

6/20(火) 12:49配信

Bloomberg

香港証券取引所を運営する香港取引所は、グローバルファイナンスの不透明感著しい部分にスポットライトを当てつつある。

香港取引所は16日、新興企業向け市場のグロース・エンタープライズ・マーケット(GEM)に関して抜本的な見直しを提案。ニューヨークやロンドンなど金融センターで用いられている小型株対象の市場モデルが約束通りの成果を上げていないと珍しく認めた。

こうした市場は主要取引所で扱うにはあまりにも小さいが、急成長を遂げている新興企業と投資家を引き合わせる場と期待されている。だが現実には成功する企業は少なく、損失を被っている株主が多い。

米国の店頭株式市場に関する研究によると、2010年までの10年間で投資家の損失が年平均27%に達した。香港ではGEM指数が1999年の取引開始以降で90%下げている。ロンドン証券取引所グループ(LSE)が創設したAIMでも多くの銘柄が下落、70%超が90年代半ばから15年半ばまででマイナスのリターンに陥っていた。

ロンドン・ビジネス・スクールのポール・マーシュ教授は、「各取引所には投資家保護で一定の責任がある」と指摘。「AIMのようなジュニアマーケットへの関与は少なくする必要があるが、LSEの放任主義は多くの点で行き過ぎだと私は考えている」と話す。

LSEは問い合わせに対し、一部の出来事に焦点を絞るのは誤りだと回答。AIMは95年の創設以降で英経済を250億ポンド(約3兆5600億円)押し上げ、英国内で約75万人分の雇用を増やしたと説明した。

原題:Small-Caps Losing 90% in Hong Kong Highlight Global Market Flaws(抜粋)

Benjamin Robertson, Annie Massa, Donal Griffin

最終更新:6/20(火) 12:49
Bloomberg