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英当局、バークレイズと元経営幹部4人を不正容疑で告訴

6/20(火) 17:22配信

BBC News

英国の重大不正捜査局(SFO)は20日、金融大手のバークレイズ及びジョン・バーリー元最高経営責任者(CEO)を含む同社の元経営幹部4人を不正行為の共謀と違法な資金提供の容疑で刑事告訴した。

SFOによる告訴は、2008年に金融危機が深まった際に同社が行った資金調達に関する疑惑への5年間にわたる捜査を受けたもの。

バーリー元CEOなど元経営幹部4人は、ウェストミンスター治安判事裁判所に来月3日出廷する予定。

バークレイズはさらに詳しい事実関係を確認中だとし、対応を検討していると述べた。

バーリー氏と、投資銀行業務の幹部だったロジャー・ジェンキンス氏、富裕層部門の責任者だったトーマス・カラリス氏、欧州部門責任者だったリチャード・ボース氏の4人は、2008年6月に実施された資金調達に関連した不正行為の共謀容疑がかけられている。

さらに、バーリー氏とジェンキンス氏は同年10月の資金調達と違法性のある資金提供に関しても不正容疑がかけられている。

ジェンキンス氏の弁護士を務める米法律事務所グリーンバーグ・トラウリグのブラッド・カウフマン氏はロイター通信に対し、同氏は容疑を「強く否定する」と述べた。「2008年の厳しい状況のなかで想像されるように、ジェンキンス氏は、SFOの告訴で触れられている点すべてについて、内部かつ外部の法的助言を求め、助言を受けている」。

バーリー氏はバークレイズのCEOを6年間務め、英国の最も有力な金融業界関係者の一人だった。同氏に対する告訴は金融業界にとって大きな衝撃となる。英金融業界の有力者が金融危機を受けた刑事訴訟で告訴されるのはバーレー氏が初めて。

2008年の金融危機の際、バークレイズは国有化を避けるためにカタール投資庁などから70億ポンド(現在のレートで約9900億円)を調達した。SFOは、資金調達時とその後のカタールへの支払いが正しく公開されたか、また支払いがカタールの資金拠出を促すためだった可能性について捜査していた。

(英語記事 Barclays charged with fraud in Qatar case)

(c) BBC News

最終更新:6/20(火) 17:22
BBC News