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FRB副議長:低金利が「高水準かつ上昇中」の住宅価格の一因

6/20(火) 16:16配信

Bloomberg

フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長は20日、長期にわたる低金利が幾つかの国で住宅価格が「高水準かつ上昇中」である現象の一因となっている可能性があると指摘した上で、2007-09年の住宅危機の教訓を忘れてはならないとくぎを刺した。

FRB副議長はアムステルダムでのイベントで講演。講演向けに準備されたテキストによると、「まだすべきことがある。これまでになされた大きな改善も逆戻りさせることなく、その上に積み上げていくべきだ」と語った。「われわれの知っている世界は大不況と世界金融危機のような規模の危機にもう1回は耐えられない」と論じた。イベントはメディアに対し公開されていない。

「幾つかの国で、住宅価格は現在高く、さらに上昇しつつある。恐らくこれは長期にわたる低金利の結果だ」と分析。バブル気味とみられる市場を挙げることはしなかった。

金融安定に向けて、米国でも世界でも「多くのことがなされた」とし、「金融システムの中核は以前よりはるかに強固だ。融資慣行の中で最悪のものは抑えられたし、不必要な差し押さえを減らすためのプロセスについても前進した」と語った。

フィッシャー副議長は講演の中で、金融政策の先行きや経済見通しには触れなかった。

原題:Fed’s Fischer Says House Prices ‘High and Rising’ Amid Low Rates(抜粋)

Jeanna Smialek

最終更新:6/20(火) 16:16
Bloomberg