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<モスクワ国際バレエ>入賞の3人、華麗に舞う

6/21(水) 0:44配信

毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】「第13回モスクワ国際バレエコンクール」は20日夜(日本時間21日未明)、ボリショイ劇場で審査結果を正式に発表し、入賞者による記念公演で閉幕。シニア部門金賞の大川航矢さん(25)=青森市出身=や、ジュニア部門金賞の千野円句(ちの・まるく)さん(18)=モスクワ出身=らが、舞台で華麗に舞った。

 大川さんと、相手役で銅賞を受けた寺田翠(みどり)さん(24)=大阪府豊中市出身=は、露中部カザンのタタール国立歌劇場のソリスト。モスクワ国立舞踊アカデミー(通称「ボリショイ・バレエ学校」)在籍中からパートナーを組む。19日の最終審査には古典作品「ディアナとアクティオン」で臨み、大川さんは豪快に、寺田さんは繊細に踊って観客を魅了した。歓声と拍手がやまず、カーテンコールに呼び出されるほど。「留学時代からの思い出深い作品で評価をいただき、とてもうれしい」と、二人は口をそろえた。

 千野さんは今月末、同アカデミーを卒業する。「入賞を機に初心に戻りダンサーの道を歩みたい」と話した。ロシアのバレエ団で活躍する母、真沙美さん(48)は「この難関コンクールで賞を取る人は、自分とはレベルが違うと思っていた。息子がそうなったのが信じられない」と喜んだ。

 同コンクールは4年に1度の開催。今回は11日に開幕し、約30カ国から約160人のダンサーや振付家が参加した。ほかの金賞受賞者は、バフヒヤル・アダムジャンさん(カザフスタン)、エベリナ・ゴドゥノワさん(ラトビア)ら。

 ◇「学びが世界レベルに」

 【モスクワ杉尾直哉】モスクワ国際バレエコンクールで3回目の審査員を務めた越智久美子さんは「日本の皆さんがよく頑張った。特に金賞はすごいこと。各国代表の審査員が17人おり、そのほとんどから評価を受けないと1位になれない。海外へ出る生徒が増え、学びが世界レベルに達した結果だと思う」と語った。越智さんは名古屋市の越智インターナショナルバレエ代表。

最終更新:6/21(水) 1:06
毎日新聞