ここから本文です

都心からの本社移転が増えている?人気の移転先は北関東のあの県!

6/21(水) 6:40配信

ZUU online

地方移住が盛り上がる昨今、企業立地の観点からも人気があるのが、北関東の茨城県です。高速道路が相次いで開通・延伸し、東京圏との交通の結節点として誘致を進めています。企業の移転が活発化している、茨城県の魅力に迫ります。

■東京圏の企業移転で盛り上がる 北関東の茨城県

2017年は、政府が地方創生政策の柱として掲げた、「まち・ひと・しごと創生総合戦略(5か年計画)」の折り返し地点です。2020年までに、東京圏(一都三県)への転出入を均衡化することを目標の一つとしている計画ですが、現在はいまだ東京への一極集中が続いています。

このような中、帝国データバンクが2016年を対象に調査した「1都3県・本社移転企業調査」によると、“地方力”の高まりを感じさせたのが、北関東の茨城県です。この調査によると、2016 年に東京圏から移転した企業の転出先として、茨城県は最多の24 社でした。

企業や人口が集中する大都市へのアクセスが良好な立地や、幹線道路の延伸などが評価されたのではないかと分析されています。県側も近年、企業の茨城への移転・立地を支援するさまざまな政策を推進しています。経済を活発化させるための施策を積極的に図っているのです。

最近では、常磐自動車道が全線開通し、東北方面へのアクセスの利便性が向上しています。圏央道の成田方面の全面開通で、海外との玄関口である成田空港へのアクセスが良好になりました。東京・品川の両駅まで直接乗り入れているJR線や、つくばエクスプレスなどの電車網なども充実しており、都心、東西、さらには海外への移動もよりスムーズになっています。

■自然と街が融合する「いばらき」の魅力

このように、多くの企業から注目を集めている茨城県は、生活をするうえでも、非常に魅力的な土地柄です。

立地では、東京中心部から県南部の取手市は40キロメートルです。沿線から離れればのどかな里山があり、太平洋側に目を向けると、南北に美しい海岸線が190キロメートルも伸びています。茨城県は、山に海、都会との暮らしを両立できる土地として注目を集めています。

農業では、卵やピーマン、レンコンなどの農畜産物が全国一位で、水産物の漁獲量も高く、豊かな食生活を実現できます。

教育都市・つくばには、300もの教育・研究機関に2万人を越える研究者を有し、ベンチャー企業も200社以上あるとみられています。また、国際会議なども活発に開催されています。都市の利便性と自然豊かな環境、さらには文化的環境がそろう「つくばスタイル」は、近年、若年層を中心に人気があるエリアにもなっています。

■経済活性化と新しいワークスタイルを融合させる、新しい取り組み

茨城県は2017年、「県」「企業」「個人」がWin-Winの関係になるような、働き方支援、暮らし方の提案として「茨城県トライアル移住・二地域居住推進事業」を実施しています。

この計画は、経済を活性化し人口増加を狙う県と、新しいワークスタイルを模索しつつも、優秀な人材を確保して生産性を向上させたい企業、プライベートと仕事のワークライフバランスを実現させたい個人、それぞれの目的を合致させるプロジェクトです。

テレワークを推進する東京の企業へ茨城県内にトライアルで住宅を提供したり、県内に東京本社のサテライトオフィスの設置を誘致したりするものもあります。ゆくゆくは、企業の従業員の県内移住などを促進させ、企業と人の流入を活発化させようとしています。

新しい街づくりとして次の一手を進める茨城県に、今後も注目です。(提供:nezas)

最終更新:6/21(水) 6:40
ZUU online