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三菱重工業が手がける陸海空、すべてわかる企画展 6月21日から

6/21(水) 7:00配信

レスポンス

横浜市の三菱重工業の三菱みなとみらい技術館では、21日から企画展「はたらくのりものコレクション」が始まる。子どもも大人も「そうなんだ!」と思わせる展示が見られる。

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今回の「はたらくのりものコレクション」は、6月21日~7月10日に行われる、「三菱重工とかかわる乗り物」をテーマにした企画展。同社が手がける陸海空の実機展示を始め、子どもたちが楽しめるアトラクション、大人も唸る模型の展開なども行われる。

同企画展には、三菱ふそうトラック・バスなどの三菱グループの企業をはじめ、日本キャタピラー、横浜高速鉄道、横浜市消防局、電車とバスの博物館、原鉄道模型博物館、小学館、タカラトミーといった、メーカーやミュージアム、出版社などが参加。グループの枠を越えた展示フロア・体験ゾーンを設置した。そのなかでも注目の展示を、写真とともに見ていこう。

◆バスエンジンカットモデル

大型トラック・バスも、カチカチと手元でシフトチェンジができる時代へ……。企画展では、こうしたスポーツカーのような運転間感覚を可能になさせた新開発AMT 「ShiftPilot」と組み合わさる次世代エンジン、6S10型のカットモデルを展示。その外観をよく見ると、Mercedesのエンブレムをはじめ、「Daimler」や「Made in Germany」といった文字が見える。ダイムラーグループが世に問う新開発 7.7リットル「6S10」型エンジンが、三菱ふそうトラック・バスの『エアロクィーン』『エアロエース』に搭載されるまでの“いまむかし”を垣間見られる。

「このバスのエンジンは、新型大型トラック『スーパーグレート』にも搭載されていて、同じエンジンがトラックとバスの両方に使われている」(同社)

◆意外な鉄道物件も

かつて三菱重工は、ディーゼル機関車や電気機関車の製造メーカーとして、東芝や日本車輌と並んでその名をとどろかせたが、現在は、そういうイメージは薄い。それでも、今回の企画展には、さまざまな鉄道車両や歴史が展示コーナーを彩る。

「財閥解体時代に、三菱重工はいわゆる“鉄輪事業”から手を引いたという経緯がある。それでも、最近の300X新幹線試験車両の1号車、カスプ型などは、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所が担当。そうした歴史もわかるような展示を目指している」(同館)

こうした展示内容については、JR東海グループのリニア・鉄道館の協力を得て展開。さらに同社は「JRになってから、新幹線ブレーキシステムなどは当社が製造している。また、広電のグリーンムーバーや、東京のゆりかもめ7300系は、三菱重工のプロダクト。台湾新幹線の国内車両製造メーカーのコーディネーションも担当した」というように、実は世の中の公共交通を支えているということに、この企画展で気づくはずだ。

模型の世界も来場者を唸らせるものばかり。東京都市大学鉄道研究部によるNゲージのジオラマは、横浜エリアを走る電車をメインに、複々線で展開。東急の電車と、JRの電車の“模型コラボ”も圧巻。また、原鉄道模型博物館による模型展示は、海外で“歴代横綱級”のカマがOゲージで展示されている。



《レスポンス 大野雅人》

最終更新:6/21(水) 7:00
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