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【シンガポール】頭痛などによる経済損失、年間62億米ドル

6/21(水) 11:30配信

NNA

 シンガポールで頭痛や体の各部の痛みがもたらす経済的な損失は毎年62億米ドル(約6,920億円)規模に上る――。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)傘下のGSKコンシューマー・ヘルスケアが20日発表した最新調査で、こうしたことが分かった。
 調査はGSKコンシューマー・ヘルスケアの委託で、米コンサルティング大手エデルマン・インテリジェンスが実施。シンガポールを含む世界32カ国・地域の成人1万9,000人を対象に、頭痛のほか、首や背中、脚などの痛みが人々の生活に与える影響を調べた。
 シンガポールで何らかの痛みを体験しているのは全体の85%。これは世界全体と同じ水準だ。
 シンガポールで昨年に就労者が取得した病気休暇の日数は平均3日。ただ就労者の半分以上は黙って耐えており、3人に1人は痛みを無視している実態も浮かび上がった。家族などに心配をかけまいとする気遣いが背景にある。
 多くの人は薬の知識が乏しいにもかかわらず、自己診断で痛みに対処しているのは全体の3分の2近くに上る。
 マウント・エリザベス病院の疼(とう)痛治療部門の責任者、ヨー・ソーナム氏は「痛みは生活のほぼ全ての側面に大きな影響を及ぼす」と指摘。「深刻な症状ではないようにみえても、適切に対処しなければ、積もり積もって心身にダメージをもたらす可能性がある」と警告している。

最終更新:6/21(水) 11:30
NNA