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今季限りで引退の井口 OBから「すぐにでも監督を」の声

6/21(水) 16:45配信

東スポWeb

 ロッテ・井口資仁内野手(42)が20日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムで記者会見に臨み、今季限りでの現役引退を表明した。チームは最下位に低迷しているが、現役最年長野手は「まだ70試合以上残っているので自分の力を出し切りたいと思う。チームとしても、みんなで一緒に一つでも上の順位を目指したい」と残りシーズンでの完全燃焼を誓った。引退後は指導者としての手腕にも期待が集まるが、そのタイミングが注目されている。

 引退を決断したのは昨年のこと。2013年に日米通算2000安打を達成したころから、引き際を考えていた。昨オフの契約更改の際に、球団側には「もう1年、頑張らせていただきたい」と今季限りでユニホームを脱ぐ考えを伝えた。開幕カードのソフトバンク戦では、プロ入り時の監督でもある王球団会長へのあいさつも済ませ「残りのシーズンを悔いのないよう、目一杯やってくれ」と励まされたという。

 交流戦では、しのぎを削ってきた“戦友”にも引退の意思をほのめかしていた。同い年の中日・岩瀬とは「そろそろ(引退)かな」と話し、1学年下の巨人・由伸監督と井端内野守備走塁コーチには「もっと頑張ってください」と背中を押されたことも明かした。

 開幕前に今季限りでの引退を公表する考えもあった。しかし、ロッテは今年のオープン戦で断然の首位。チームの勢いに水を差してはいけないと考え、発表を差し控えた。このタイミングでの発表は、なるべく多くの人に最後の雄姿を見てもらいたいとの思いがあったから。昨季限りで現役を引退した元レッドソックスのデービッド・オルティスが前年オフに早々と引退を表明し、ファンに惜しまれながらユニホームを脱いだことにも影響を受けたという。

 会見に先立って、この日の全体練習前に伊東監督をはじめ、ナインにもあいさつをした。「これからリーグ戦再開というときに、しんみりさせてしまって申し訳ない」と恐縮しつつも、同時に、自らの決意を明かすことが最下位に低迷するチームの“起爆剤”になればとの思いもあった。

 引退会見では過去の思い出を語ることが一般的だが、井口はそれをかたくなに拒否した。プロ入り、ダイエー(現ソフトバンク)時代の初優勝、メジャー移籍、ホワイトソックスでの世界一、ロッテでも日本一…振り返る要素はいくつもあったが「それ以上の思い出をつくりたい」と、だんまりを決め込んだ。

 会見の最後には選手会長の角中と、キャプテンを務める鈴木から花束を贈呈された。「まだ辞めるわけじゃないからな」。井口は後輩たちの気遣いを喜びつつも、残された現役生活で完全燃焼することへの意欲をのぞかせた。

 今後については言及を避けたが、当初から人望も厚い井口には、幹部候補生として大きな期待が寄せられていた。ロッテOBからは「来季すぐにでも監督をしてもらいたい。それが無理なら助監督として入閣を」との声も上がった。ロッテの後半戦の戦いぶり次第では、シーズン後の去就も注目されそうだ。

最終更新:6/21(水) 16:45
東スポWeb